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失敗と成功の統計学!

2019.6.6

統計学、知ってますか?

統計学って聞くと、どんなものを連想しますか?表に数字がいっぱい並んでいて、複雑そう……という印象を持っている方も多いはず。また、何の役に立つのか分からない、と思っている方もいるのではないでしょうか。今回のプログラムでは、初歩の統計学を用いて失敗と成功について考えてみます!

仕事や勉強で、失敗して自分を責めたり、他の人から怒られることってありますよね。「なんでこんな失敗をしたんだ」と、落ち込んじゃうことも。「今度も失敗しちゃうんじゃないか」と不安でたまらなくなります。

でも、大丈夫。統計的にいうと、失敗の後には成功が待っている可能性が高いのです。え?気休めを言うなって?いえいえ、気休めではありません。論より証拠、プログラムではサイコロを使って簡単な実験をしてみました。

 

サイコロを振って出た目のうち、1~3までの数を「失敗」4~6の数を「成功」とします。そして、「失敗」が出た後に、もう一度サイコロを振るとどうなるかを調べます。結果がこれ!

平均への回帰

1投目(1st)で「失敗」が出たのは、全9回中5回。そのうち2投目(2nd)では3回が成功。2連続で失敗したのは5回中2回。わずかですが、失敗から成功へと転じることのほうが多い、という結果になりました。時間の都合上、試行回数があまり多くなかったのですが、サイコロの目の平均値は、1~6までの数字をすべて足して6で割った数、3.5に近づいていきます。つまり、1投目で1~3までの数が出たばあいは、2投目ではそれより大きな数が出る可能性が高い、ということなんです。これを、「平均への回帰」といいます。

学び、そして活用する!

私たちの生活においては、他にもいろいろな要素が絡まり合っているので、この実験ほどシンプルな結果は出ないと思います。しかし、いちどの失敗であれこれこれ悩むよりも、「統計的にいって、次は成功するかも!」というような心持ちでいたほうがラクなんじゃないでしょうか。逆もしかりで、1回の成功の後には失敗が待っているかもしれない、と考え、リスクに備える姿勢も大切ですね。実験に参加された利用者の方からは、「いちどの結果に一喜一憂せず、広い視野を持つことが大切」という意見が出ました。まさにそのとおり!学んだことを自分の生活に活用する。物事の見方を変える。非常に実りのあるプログラムになりました^^

 

 

ソース堺東・三国ヶ丘スタッフ

岩﨑友寛

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