1.はじめに
面接は誰にとっても緊張する場面です。自分の将来や人生を左右するかもしれない大切な機会だからこそ、「うまくやらなければ」と気負いが生まれてしまいます。しかし、緊張を完全になくすことは難しくても、うまくコントロールすることは十分に可能です。ここでは、面接で緊張しないための心構えや具体的な対策について、実践的な観点から考えてみます。
2.緊張は「悪」ではないと知る
まず大切なのは、「緊張してはいけない」と思い込まないことです。面接で緊張するのはごく自然なことですし、面接官も応募者が緊張していることを理解しています。「自分だけが緊張している」と感じてしまいがちですが、実際には多くの人が同じように緊張しています。緊張している自分を受け入れることで、気持ちが少し楽になります。
3.事前準備で自信をつける
緊張の大きな要因は「準備不足による不安」です。面接でよく聞かれる質問(自己紹介、志望動機、自己PR、転職理由など)はあらかじめ想定し、回答の要点を整理しておきましょう。ただし、丸暗記は逆効果です。言葉が出てこなくなったときに焦ってしまい、かえって緊張が増すからです。話す内容は「結論→根拠→具体例」の3段構成でまとめ、キーワードや要点だけをメモしておくと柔軟に対応しやすくなります。
また、練習は必ず声に出して行いましょう。黙読だけでは本番で言葉が詰まりやすくなります。録音や録画をして自分の話し方を客観的に確認するのも効果的です。
4.当日は余裕を持って行動する
面接当日は、時間に余裕を持って会場に向かいましょう。ギリギリに到着すると焦りが増し、緊張も高まります。早めに着いて深呼吸をしたり、軽いストレッチをしたりして、心身をリラックスさせる時間を作ることが大切です。
5.緊張を和らげる具体的なテクニック
・深呼吸をする
面接前や待ち時間、面接中でも緊張を感じたら、ゆっくりと深呼吸をしてみましょう。呼吸を整えることで自律神経が安定し、心が落ち着きます。
・ゆっくり話すことを意識する
緊張すると早口になりがちですが、意識的にゆっくり、はっきりと話すようにしましょう。相手にも伝わりやすくなり、自分自身も落ち着きを取り戻せます。
・笑顔を心がける
作り笑いでも構いません。表情をほぐすことで自然と心もリラックスします。
・成功体験を思い出す
過去にうまくいった経験や、乗り越えた困難を思い出すことで自信が湧き、緊張が和らぎます。
6.面接中に緊張してしまったら
もし面接中に頭が真っ白になったり、声が震えてしまったりしたら、正直に「緊張しています」と伝えてしまうのも一つの方法です。面接官はその誠実さや素直さを評価してくれることが多く、場の空気も和みます。また、質問内容が分からなかったときは「もう一度お願いできますか?」と落ち着いて聞き返しましょう。
7.周囲と比べすぎない
面接会場では他の応募者が落ち着いて見え、「自分だけが緊張しているのでは」と不安になることもあります。しかし、周囲を気にしすぎる必要はありません。大切なのは自分のペースを守ることです。
8.まとめ
面接で緊張しないためには、緊張を「敵」と捉えるのではなく、「自然な反応」と受け入れ、事前準備と心身のリラックスを意識することが大切です。準備をしっかり行い、自分なりのペースで臨めば、多少の緊張はむしろ集中力を高める味方にもなります。面接官も求職者が緊張していることを承知で、そのうえで人柄や誠実さを見ています。緊張している自分を責めず、等身大の自分で面接に臨みましょう
【監修】
就労支援員 佐古順子
職場適応援助者(訪問型ジョブコーチ)、メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種、P検3級、ビジネス実務マナー検定3級、秘書検定2級、簿記2級
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