発達障害のうちADHD(注意欠如・多動症)の人は、「集中が続かない」「気が散りやすい」などの特性を持っていることがあります。

これらの特性は、仕事を行ううえでミスを引き起こすことがあるので、注意が必要です。

ここでは、職場で起こりがちな3つのシーンを通して、どんな工夫で改善できるのかを考えていきます。


① ファイルの添付忘れ:「送ったつもりだったのに…」

Aさんは、クライアントへのメール送信でよく「ファイルの添付忘れ」をしてしまいます。
メールの本文を書き、満足して送信ボタンを押したあとで、ファイルを添付することを忘れたことに気づくのです。

ADHDの不注意特性により、メール本文を書くことに集中すると、ファイルを添付するという次の行動が抜け落ちてしまうのです。


② 会議の予定を忘れる:「頭では覚えていたのに…」

Bさんは、スケジュール管理が苦手です。
この日は、来週の会議の予定をカレンダーやメモに書かず、頭の中で覚えておくことで済ませていました。

会議当日、別の業務に集中していて会議のことをすっかり忘れてしまい、気づけば会議が終わっていました。


③ 報告書の提出ミス:「途中までやって満足してしまう」

Cさんは、上司から頼まれた報告書を作成中に、別の業務依頼を受けました。
「あとで仕上げよう」と思って別の仕事をしているうちに、報告書のことをすっかり忘れてしまいました。

ADHDの人は意識が別の対象に移る傾向が強く、複数のタスクを同時に扱うと「やったつもり」で終わってしまうことがあります。


不注意特性がもたらす影響

ADHDの人の多くは、こうした「うっかりミス」や「忘れ物」を繰り返すうちに、会社での評価を下げてしまいます。
また、「自分はだらしない」「努力が足りない」と感じ、自分自身の仕事に対するモチベーションを低下させてしまうこともあります。

このため、入職する前に特性を前提とした対策、仕組みづくりをしておくことが大変重要です。


職場で起こりやすい不注意の例と改善トレーニング

就労移行支援事業所では、こうした特性によるミスを減らすための実践的なトレーニングを実施しています。

① ファイルの添付忘れ改善トレーニングの例

  • メール作成の手順を段階化して練習する(本文作成→添付→送信の順番でチェック)

  • チェックリストを使って作業後に確認する習慣を身につける

  • 指差し確認や声に出して読み上げる練習を通して、抜け漏れに気づく力を養う


② 会議の予定を忘れることへの改善トレーニングの例

  • スケジュールを紙や手帳、スマホカレンダーに必ず書き出す練習

  • 大きな予定だけでなく、そこで行う内容も細分化してメモする

  • 終わったタスクはチェックして消す、確認の習慣をつくる


③ 報告書の提出ミスに対する改善トレーニングの例

  • 作業を段階ごとに区切り、完了チェックの習慣をつける

  • タスク管理表や付箋で進捗を見える化する

  • 模擬職場で複数の作業を順番に進める練習を行い、注意の切り替え方を身につける

このように、就労移行支援事業所では、実際の職場を想定した練習を行っています。


会社に理解を求めることの重要性

ADHDの不注意特性によるミスや忘れ物は、本人だけの努力では完全に防ぐことが難しい場合があります。

そのため、障害の当事者だけでなく、職場もADHDの特性を理解しておくことが大変重要です。

就労移行支援事業所は、障害を持った当事者と企業の仲立ちを行い、相互理解のためのサポートを実施しています。

  • 企業の担当者や上司に、ADHDの不注意特性やミスが起こる仕組みを説明し、理解してもらう

  • 必要に応じて、作業手順の工夫やチェック体制、リマインダーの利用など、職場での具体的な支援策を提案する

  • 本人が「失敗してしまった」と過剰に自己否定することがないよう、環境面でのフォローを整える

など、障害を持っている本人も、会社で一緒に働く人たちも、双方が安心して働ける環境を作るためのお手伝いをしています。


おわりに

ADHDの不注意特性は、日常や仕事での「小さなミス」として現れやすいものです。
けれども、工夫と理解によって、ミスの数を減らし、ストレスを軽くすることは十分に可能です。

大切なのは、「できないこと」に悩むことではなく、「どうすればできるか」と考える視点を持つことです。

大阪府堺市にある就労移行支援事業所ソース堺東・三国ヶ丘は、ADHDの特性に悩んでいる様々な人たちをサポートしてきました。

お困りのさいはぜひご相談いただければ幸いです。

【監修】

就労支援員 佐古順子

職場適応援助者(訪問型ジョブコーチ)、メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種、P検3級、ビジネス実務マナー検定3級、秘書検定2級、簿記2級

 

2024年度 就職者 32名!!

大阪府堺市にある就労移行支援事業所 ソース堺東 とソース三国ヶ丘は

メンタルクリニックに通っている方や

障がいをお持ちの方の< 働きたい!> という気持ちを全力でサポートします。

随時見学・体験を受け付けておりますので

ぜひお気軽にお問合せください♪

お一人でも、ご家族や支援者の方のみでも大歓迎です。

ソース堺東

TEL 072-225-1010

ソース三国ケ丘

TEL 072-242-8083

申し込みフォーム

 

障害を持っている方のお仕事探しをサポートしている大阪府堺市の就労移行支援事業所 ソース堺東・ソース三国ヶ丘 では、就職活動を進めるうえでパソコンなどの資格取得を推奨し、合格のためのプログラムを実施したり、資格受験料の補助を行っています。

今回、事業所を利用している利用者さん2名が、それぞれMOS(Microsoft Office Specialist)Excel Standardと、PowerPoint Standardの試験に合格されました🎉

日々努力を重ね、チャレンジを続けた成果が実を結びましたね。おめでとうございます。

本日は、資格試験に合格したお二方にインタビューを実施しました!

 

【MOS合格者インタビュー】Aさん

【合格した資格】Microsoft Office Specialist Excel 2019 Standard

 

Q:資格を取ろうと思ったきっかけは?

A:履歴書に書ける資格がないことがコンプレックスで、就活に向けて必要だと思ったのと、自分に自信を持ちたかったので、まずはWordに挑戦し、合格したので続けてExcelにも挑戦しました。

 

Q:勉強方法や工夫したことはありますか?

A:模擬試験をまずやってみて、わからなかった所は解き方をメモして、くりかえし問題を解き、すべて何も見ずに出来るようになったら次の回へ進むようにした。また、よく出る関数なども、数式などといっしょにメモして見返した。

 

Q:難しかった点・苦労したことは?

A:算数、数学が苦手だったのでExcelにも苦手意識があり、関数や数式の入力の仕方がなかなか覚えられなかった。実際の試験ではひとつ分からない関数があったが、何をやりたいかで対応する関数を検索できたので、たくさんExcelをさわっておいてよかった。

 

Q:それをどう乗り越えましたか?

A:決まった指示を入力すれば働いてくれる仕組みだ、と思うようにして、パターンを身体で覚えるつもりで、試験を何度もひたすら解いて、次はランダム試験を繰り返し何度もやった。100点が取れなかったときは、それが苦手な、ひっかかりやすい問題だと分かるので、それをつぶして、指示によってどう動くか頭になじませるようにした。

 

Q:合格したときの気持ちは?

A:1000点の満点合格で、Wordより自信がなかったのでびっくりした。

あとからじわじわうれしくなりました。

 

Q:資格を取って良かったことは?

A:Word、ExcelのMOSを取得し、まっしろだった履歴書の資格欄を2行も埋めることができること。講座と自主学習を自分で設けた試験予定に合わせて集中してとりくみ、結果を出せたことを、今後面接などで話すことができる。

 

Q:今後の目標を教えてください。

A:資格は取りましたが、就職したときの実践に向けて、教本などで基礎から理解を深めたいです。

 

Q:これから受験する人へのメッセージをお願いします。

A:特定のパターンに頭を慣らすこと、問題文をおちついて最後まで読んで、条件を見落とさないことで、しっかり点が取れると思います。ゼロからでも大丈夫!!

 

【MOS合格者インタビュー】Bさん

【合格した資格】Microsoft Office Specialist PowerPoint 365 Standard

 

Q:資格を取ろうと思ったきっかけは?

A:何をしたいか分からなかったので、手当たりしだいに勉強をしようとしたことがきっかけです。

 

Q:勉強方法や工夫したことはありますか?

A:いちどノートに問題文と答えを記入し、その後ノートに全ての問題を記入し終えたらランダム問題を解きまくった。

 

Q:難しかった点・苦労したことは?

A:時間がかかることと、問題文の一部分を読み飛ばしてしまうときが時々あったこと。

 

Q:それをどう乗り越えましたか?

A:昼休みの20~30分を勉強時間にした。ゆっくり読むように意識づけをして、本番では問題や入力した解答をダブルチェックした。

 

Q:合格したときの気持ちは?

A:達成感をすごく感じる。

 

Q:資格を取って良かったことは?

A:この資格があることで、会社に基本的なことができると思ってもらえる可能性があること。

 

Q:今後の目標を教えて下さい。

A;データ入力の練習をして、実習にそなえる。

 

Q:これから受験する人へのメッセージをお願いします。

A:自分の場合はこんなかんじでしたけど、他の人は自分に合った方法で無理をしないようにがんばってほしいと思う。

 

お二方、ご回答ありがとうございました!

どのように学習を進めたか等、目下資格取得を目指している方にとってとても参考になるのではと思います。

取得した資格、就職活動にて活用してくださいね!

就職活動を進めるうえで、資格を取得しておくことには様々なメリットがあります。

就労移行支援事業所 ソース堺東・三国ヶ丘は皆様の資格を取得を全力でサポートしています。

ご興味のある方はぜひお問い合わせください!!

 

【監修】

就労支援員 佐古順子

職場適応援助者(訪問型ジョブコーチ)、メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種、P検3級、ビジネス実務マナー検定3級、秘書検定2級、簿記2級

 

2024年度 就職者 32名!!

大阪府堺市にある就労移行支援事業所 ソース堺東 とソース三国ヶ丘は

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障がいをお持ちの方の< 働きたい!> という気持ちを全力でサポートします。

随時見学・体験を受け付けておりますので

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就労移行支援事業所とは?

就労移行支援事業所は、障害や難病を持つ方々が一般企業への就職を目指すさいのサポートを行う福祉サービスです。生活リズムの改善やパソコン等のスキルの習得、気分が沈んだときの回復方法など、多角的なサポートを行うことが特徴です。提供するサポートが多岐に渡るため、就労移行支援事業所を利用したことで得られるメリットは利用者さんそれぞれに異なります。「クヨクヨしてしまう性格なので、悩みの相談に乗ってくれたことが就職につながった」という方もいれば、「事業所のパソコンプログラムを用いて資格を取ったので希望の会社に入れた」というい方もいます。また、事業所ごとに特色があり、自分に合った事業所を選択することも大切です。本日は、大阪府下での就労移行支援事業所の利用を検討している方に向け、ソース堺東・三国ヶ丘を利用して就職した方から伺ったアンケートをご紹介します。ぜひ参考にしてください。


アンケート①就労移行支援事業所ソース堺東・三国ヶ丘の雰囲気について教えてください。

【卒業生の声】

  • 明るい、落ち着いている、リラックスできる空間
  • 清潔感があり、広くて静か、開放的なスペース
  • 相談や質問が気軽にできる、話しやすい雰囲気
  • 職員が親切で利用者に対し親身に対応してくれる
  • 年齢や障害の特性が様々な人がいて、互いに協力しやすい
  • 同じ目標を持った仲間がいることで安心できた
  • 緊張や不安が強い時でも、徐々に慣れて落ち着けた
  • レクリエーションやイベントも楽しめる、和やかな雰囲気もある

ソース堺東・三国ヶ丘をご利用くださった方の声でよく聞かれるのが「スタッフに話しかけやすく、アットホームな雰囲気」という声です。当事業所では利用者さんとのコミュニケーションを大事にしており、お一人おひとりとじっくりお話しし、その方の人となりを理解した上で適切なサポートを選択することを心がけております。


アンケート②ソース堺東・三国ヶ丘で取り組んだ訓練内容について教えてください。

【卒業生の声】

  • Excel、Word、PowerPointなどPCスキル訓練(MOS対策)
  • タイピング練習、Office系資格取得の勉強
  • ビジネスマナー(電話応対・報連相・メール・面接練習等)
  • 自己理解やストレス対策、コミュニケーション(SST、グループワーク)
  • 講座形式のグループワークや就職活動対策(履歴書・職務経歴書作成)
  • 生活リズム調整、朝礼や日報記入といった生活習慣の訓練
  • レクリエーション(体を動かす・季節イベント等)への参加
  • 模擬就労や実習(軽作業・PC業務体験)

事業所には様々な特性を持った方が通所しており、かつ希望する業種、職種も様々です。ソース堺東・三国ヶ丘では、画一的な訓練プログラムを排し、利用者の方それぞれのニーズを汲んだプログラムをご提案しております。


アンケート③事業所に通い始め、何か変化はありましたか?

【卒業生の声】

  • 朝起きて通えるようになり、生活リズムが安定した
  • 他者と話せるようになったり、相談や質問の機会が増えた
  • 自己理解が進み、困った時に助けを求めやすくなった
  • スキルや資格を取得したことで自信がつき、チャレンジ意欲が出てきた
  • 自己評価が上がり、前向きに日々を過ごせるようになった
  • 失敗しても反省しすぎず、切り替えられるようになった
  • 就職活動への不安が和らいだ、面接・書類準備に自信が持てるようになった
  • 周囲やスタッフの支えで「一人ではない」と思えるようになった

事業所を利用することのメリットは利用者の方それぞれに異なります。生活リズムの改善からスキル向上、メンタルケアに至るまで、様々な変化を実感いただいております。


まとめ:就労移行支援事業所利用の意義

就労移行支援事業所は、単に職業技能を教える場所ではなく、利用者さん一人ひとりの個々の背景や特性に寄り添いながら、働く力を多面的にトレーニングする場です。生活リズムの安定、実践的なスキル習得、そしてメンタル面のケアを通じ、単に就職を実現するだけでなく、無理なく長期に渡って働き続けられるようにサポートいたします。

これまでに卒業された利用者さんの声をご利用の参考にしていただければ幸いです。不明な点や、実際に事業所を見てみたい、という方は、お気軽にお問い合わせください。相談、見学を随時実施しております♪

【監修】

就労支援員 佐古順子

職場適応援助者(訪問型ジョブコーチ)、メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種、P検3級、ビジネス実務マナー検定3級、秘書検定2級、簿記2級

 

2024年度 就職者 32名!!

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就労移行支援事業所ソースは、大阪府堺市を拠点に、障害や病気を抱える方々が安心して働けるようサポートを行っている事業所です。

私どもの特徴は「大阪市・堺市での豊富な就職実績」と「事務系職種を中心とした幅広い就職先への対応」にあります。地域に密着した支援を続けてきたことで、多くの企業・公的機関との結びつきが強く、関係機関と連携したサポートが可能です。


豊富な就職実績があります!

ソースでは、これまでに多数の方の就職をサポートしてきました。就職先は公的機関から民間企業、さらに障害者の雇用促進を目的とする特例子会社まで多岐にわたります。

公的機関の就職実績

阿倍野区役所/泉大津市役所/大阪公立大学/大阪府立堺東高等学校/郵便局/住吉税務署/堺市チャレンジ雇用/大阪府チャレンジ雇用

一般企業の就職実績

日清紡ホールディングス株式会社/オムロン株式会社/株式会社Ⅿ&Ⅽ/佐川グローバルロジスティクス株式会社/関西ビジネスインフォメーション株式会社/株式会社トリドールホールディングス(丸亀製麺)/株式会社エスケーエレクトロニクス/トナミ運輸/住友電設株式会社/大阪警察病院/岸和田徳洲会病院/日本生命病院/株式会社万代/株式会社チュチュアンナ/株式会社ダイエー/株式会社JINS/ファミリー薬局/株式会社ピアス/株式会社ケイエムシー/リゾートトラスト株式会社/トライトキャリア(UNTOLD)/株式会社日新/池田泉州システム株式会社/株式会社クリーンシステム/サンシャイン株式会社/株式会社サンエッセン/社会福祉法人こころの窓/トラスコ中山株式会社/社会福祉法人エージングライフ福祉会/株式会社ニッケ・ケアサービス/邦和病院/株式会社コンシェルジュ/株式会社日本医学臨床検査研究所など

特例子会社の就職実績

シャープ特選工業株式会社/東京海上ビジネスサポート株式会社/クボタインクルージョンワークス株式会社株式会社/大阪メトロビジネスアソシエイツ株式会社/スミセイハーモニー/SMBCグリーンサービス株式会社/株式会社ジケイビジネスサポート/パーソルダイバーズ株式会社/株式会社ウィルハーツ/株式会社OSBS/PeachAviation株式会社


事務系スキルを軸に幅広いニーズへ対応

ソースの大きな強みは、事務系職種を基本としながらも、利用者の方一人ひとりの希望や適性に合わせた支援ができることです。

  • パソコン研修
    WordやExcelなどの基礎スキルの習得から、Microsoft Office specialist(MOS)などの資格取得を目指すことも可能です。

  • ビジネスマナー研修
    報告・連絡・相談の実践練習や電話対応など職場での基本的なスキルを身につけることができます。

  • 面接練習・応募書類作成サポート
    履歴書や職務経歴書の作成を一緒に進めるだけでなく、面接練習を通して自信を持って自己PRできるよう支援します。

  • 企業見学・実習機会の提供
    つながりのある企業に協力いただき、企業実習を実施したり、利用者さんが志望する企業について見学・お仕事体験のサポートを行っています。実際の職場で仕事体験することにより、働くイメージを具体化し、ミスマッチを減らすことができます。

  • 安心して働き続けるための定着支援
    ソースの支援は、就職が決まったら終わりではありません。就職後も定着支援を継続し、長く安心して働けるように伴走します。

これらのプログラム、取り組みを通じて、ソースを利用してくださった方々が自分に合った職場で無理なく活躍できるように支援を行っています。


大阪市や堺市での就職実績がある支援先を探している方はぜひご連絡下さい♪

「大阪市や堺市での就職実績がある支援先を探している」

「就職に向けて何から始めればいいかわからない」

「事務職に就きたいけれど、自信がない」

そんな方は、ぜひ一度ソースにご相談ください。
ソース堺東・三国ヶ丘では、見学や体験利用を随時受け付けております。

就職に向けた一歩を、私たちと一緒に踏み出しましょう!

【監修】

就労支援員 佐古順子

職場適応援助者(訪問型ジョブコーチ)、メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種、P検3級、ビジネス実務マナー検定3級、秘書検定2級、簿記2級

 

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就労移行支援利用中の生活費やお金がないときはどうしたらいい?

 

発達障害の方に向けた就労移行支援事業所での支援

就労移行支援事業所は、障害を持っている方に対して就職に向けた訓練・支援を行う施設です。就労移行支援事業所では職業的スキルだけでなく、生活習慣の改善や職場での人間関係を良好に保つためのトレーニングなど、多角的なトレーニングを実施しています。様々な障害を持った人が利用していますが、近年、発達障害(ADHD・ASD)の特性を持った方の利用が増えています。今回はADHDやASDそれぞれの特性に合わせて、就労移行支援事業所がどのようなサポートを行っているか解説します。


ADHDとASDとは何か

発達障害には、「ADHD」「ASD」といったタイプが存在します。

注意欠如・多動性障害(ADHD)

ADHDは、注意の持続が難しいこと、衝動的・多動的な行動が目立つことなどを主な特徴とする発達障害の一種です。具体的には次のような特性・困りごとがあります。

  • 不注意
    ・ 気が散りやすい、集中が続かない
    ・ 忘れ物やミスが多い
    ・ スケジュールを守ったり、手順を立てて物事をこなすのが苦手

  • 多動性・衝動性
    ・ 長時間じっとしていられない/静かにすることが難しい
    ・ 順番を待つことが苦手
    ・ 思いついたことをすぐ口に出してしまう、感情を抑えにくいことがある

自閉スペクトラム症(ASD)

ASDは、社会的コミュニケーション/対人関係の難しさ、興味や行動の偏り、感覚過敏や鈍麻などの特性を含む障害です。

  • 社会性・コミュニケーションの困難さ
    ・ 言葉や視線、表情・身振りなどを使ったやり取りが不得意
    ・ 自分の考えを伝えることや、相手の意図を汲むことが難しい場合がある

  • 興味・関心・行動のこだわり
    ・ 特定のテーマや物事への強いこだわり・偏った関心
    ・ 過集中になり、周りのことが目に入らない

  • 感覚刺激への過敏または鈍麻

共通点

ADHD/ASDは別の診断名ですが、実際には次のような共通する特性や困りごとが観察されます。

  • ミス・忘れ物・スケジュール管理の困難
    不注意といったADHDの特性から起こることもあれば、ASDの特性によるルーチン外のことや予測できない変化に対応できないことでミスをしたり忘れ物をしている場合もある。

  • コミュニケーションの齟齬
    発言が誤解されやすい・場の空気を読むのが苦手・自分と他人の意図のズレや思い込みなどはADHD/ASDのどちらの障害でも起こる場合がある。

  • 感情のコントロールの難しさ
    ADHDでは衝動性、ASDでは過度な不安やストレスからくる反応が強く出て、自分の感情をうまくコントロールできない。

ADHDとASDは、同一人物に両方の特性が見られる場合もあります。


就労移行支援事業所では、ADHD、ASDの特性を持った方の就職サポートについて、例として以下のようなトレーニングを実施します。

ADHDの特性に応じたトレーニング例

不注意・時間管理・忘れ物に対するサポート

  • タスク分割練習
    大きな作業を「小さなステップ」に分け、順番に進める練習。

  • 時間管理トレーニング
    予定を表に書き込み、定期的に見返すことによって適切な時間管理のコツをつかむ練習。

  • チェックリスト活用
    持ち物チェックリストを作り、忘れ物を減らす習慣を身につける練習。

多動性・衝動性へのサポート

  • セルフコントロール法の習得
    衝動的になったときに「深呼吸」「その場を離れる」「数を数える」などでクールダウンする練習。

  • 行動前に考える習慣化
    「発言・行動する前に3秒待つ」ルールを取り入れたロールプレイ。


ASDの特性に応じたトレーニング例

社会性・コミュニケーションの困難さ

  • ロールプレイによる職場でのコミュニケーションの練習
    報連相(報告・連絡・相談)、上司への質問の仕方、あいさつや雑談の仕方を実際にシミュレーションする。

興味・関心・行動のこだわり

  • スケジュールの見える化
    予定表を確認し、変更がある場合は前もって把握することで、スムーズに対応できるようにする練習。

  • 過集中のコントロール練習
    タイマーで区切って作業を行い、一定時間ごとに休憩を入れる習慣をつける。

  • ストレスサインの気づきトレーニング
    感覚刺激で疲れやすい自分の状態を「どんなときにしんどくなるか」記録して自己理解を深める。


事業所によって具体的なトレーニング内容は異なりますが、ADHDやASDの特性を持った人が抱える困りごとを改善し、就職活動を進めやすくなるようなトレーニングや、実際に就職した後に企業で長く働き続けるためのスキルをみがくトレーニングを実施しています。

まとめ

ADHDとASDは、どちらも発達障害の方が持つ特性です。

それぞれの特性に起因する困りごとがある場合、就労移行支援事業所を利用し、発達障害の方向けのトレーニングを受けることで就職活動をスムーズに進めることができます。

大阪府堺市の就労移行支援事業所、ソース堺東・三国ヶ丘でも随時ご相談や見学を受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。

【監修】

就労支援員 佐古順子

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就労移行支援利用中の生活費やお金がないときはどうしたらいい?

 

近年、「発達障害グレーゾーン」という言葉を耳にする機会が増えてきました。明確に発達障害と診断されるわけではないものの、日常生活や仕事の場面で特性に起因する生きづらさを感じている方が少なくありません。また、グレーゾーンにいる人ほど、自分の困りごとを周囲に理解してもらいにくく、孤立してしまうこともあります。

本コラムでは、まず「発達障害グレーゾーン」とは何かを解説し、その特性ゆえに起こりやすい困りごと、就職活動の際の注意点を整理します。そのうえで、就労移行支援事業所がどのようにサポートできるのかを具体的に紹介していきます。発達障害グレーゾーンで悩んでいる方や、そのご家族にとって役立つ内容になれば幸いです。


発達障害グレーゾーンとは?

発達障害グレーゾーンとは、発達障害の診断基準をすべて満たすわけではないものの、特性に起因する生きづらさを抱えている状態を指します。

たとえば、以下のようなケースが当てはまります。

  • 学校や職場で忘れ物が多い、段取りが苦手といった「注意の難しさ」がある

  • 人との距離感をつかみにくく、空気を読むことが難しい

  • 感覚が敏感で、音や光に過敏に反応して疲れやすい

  • 興味のある分野には集中できるが、興味のないことは極端に苦手

こうした特性は、診断基準や条件を満たさないことも多いため、医師から「発達障害ではないが傾向がある」と言われる場合があります。この状態がいわゆる「グレーゾーン」です。


周囲に理解されにくい困りごと

グレーゾーンの人が直面する最大の困難は、「見えにくさ」と「理解されにくさ」です。

1. 「普通にできる」と思われてしまう

周囲から見れば、一見「問題なく生活できている」ように映ることがあります。しかし実際には、段取りを考えるのに人一倍時間がかかったり、人間関係でストレスを強く感じたりと、本人は努力の限界まで頑張っていることがあります。

2. 支援を受けづらい

グレーゾーンの人は「診断がないから支援は必要ない/受けられない」と感じ、自己流で頑張りすぎてしまうことが多いです。その結果、過労やメンタル不調を引き起こすケースも少なくありません。

3. 誤解による孤立

仕事での失敗や忘れ物が続くと「不注意」「やる気がない」と誤解され、評価が下がったり、人間関係が悪化したりします。


グレーゾーンの人は支援を受けるべきか

「自分はグレーゾーンだから支援は必要ないのでは」と考える方は少なくありません。確かに、明確に障害と診断されるほどではない場合、日常生活や仕事をある程度こなせる人もいます。しかし、周囲には気づかれにくい困難さを抱えており、自助努力だけでは限界に達してしまうこともあります。

段取りの苦手さ、人間関係のぎこちなさなどは、努力不足と誤解されやすく、本人を追い詰めてしまう要因にもなります。大切なのは「診断の有無」ではなく「生活や仕事に困っているかどうか」です。無理に一人で抱え込むのではなく、必要に応じて支援を利用することは決して甘えではありません。自分の力を発揮しやすい環境を整えるために、就労移行支援事業所などの専門的なサポートを受けることを考慮してもよいでしょう。


就労移行支援事業所でできること

就労移行支援事業所は発達障害やそのグレーゾーンの方を幅広く支援しています。医師の診断書があれば、グレーゾーンの方も利用することが可能です。ここでは、就労移行支援事業所で受けられる主なサポートを紹介します。

1. 自己理解を深めるプログラム

事業所内のプログラムに参加することで自分の得意・不得意を可視化します。「なぜ仕事がうまくいかなかったのか」「どんな働き方なら続けやすいのか」を整理することができます。

2. コミュニケーションの練習

「人との距離感」「報連相の仕方」などを練習することができます。

3. 就職活動のサポート

履歴書・職務経歴書の書き方、面接対策、求人検索のサポートなどを受けられます。加えて、ハローワークや企業との連携も行うため、一人で就活を進めるよりも効率的です。

4. 職場実習の機会

企業で実際に働く体験ができます。職場の雰囲気や自分の適性を確かめられる貴重な機会であり、就職前に大きな安心につながります。

5. 就職後の定着支援

就職してサポートが終了するわけではありません。定職場で困ったことがあればスタッフが間に入り、相談や調整を行います。これにより「就職してもすぐに辞めてしまう」というリスクを軽減できます。


まとめ

発達障害グレーゾーンの方は、「診断がないから支援を受けられないのでは」と思い込んでしまいがちです。しかし実際には、医師の診断書があれば就労移行支援事業所を利用できます。

堺市の就労移行支援事業所、ソース堺東・三国ヶ丘では、自己理解からコミュニケーション練習、就職活動、職場実習、定着支援まで、一貫したサポートを提供しています。グレーゾーンゆえに周囲から分かってもらえない苦しさを抱えている方にとって、こうした支援は大きな助けになるはずです。お困りごとのある方はお気軽にご連絡ください。

【監修】

就労支援員 佐古順子

職場適応援助者(訪問型ジョブコーチ)、メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種、P検3級、ビジネス実務マナー検定3級、秘書検定2級、簿記2級

 

2024年度 就職者 32名!!

大阪府堺市にある就労移行支援事業所 ソース堺東 とソース三国ヶ丘は

メンタルクリニックに通っている方や

障がいをお持ちの方の< 働きたい!> という気持ちを全力でサポートします。

随時見学・体験を受け付けておりますので

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就労移行支援利用中の生活費やお金がないときはどうしたらいい?

 

就労移行支援事業所で学習し、資格を取得!

障害や病気など様々な理由で一般就労への不安を抱える方にとって、就労移行支援事業所は「自分らしく働く力」を身につけるための出発点です。資格取得はその大きな武器となります。
たとえば事務職を目指すうえでパソコンスキルは絶対に欠かせない能力であり、WordやExcelなどのオフィスソフトの資格を有する人材は、事務職や経理・財務など幅広い職種で重宝され、資格を持っていることが就職活動でのアピール材料となります。

また、資格試験合格の達成感は自己肯定感の向上に直結し、日々の訓練・就職活動を前向きに続ける原動力になります。


2025年の主な資格合格実績

大阪府堺市にある就労移行支援事業所 ソース堺東・ソース三国ヶ丘では、自分のペースで資格学習を進めることができます。実際に、2025年だけに絞っても以下のような資格試験の合格者が出ています。

  • MOS Word Standard ⇒ 7名

  • MOS Excel Standard ⇒ 7名

  • MOS PowerPoint Standard ⇒ 1名

  • タイピング検定3級 ⇒ 2名

  • タイピング検定4級 ⇒ 1名

  • タイピング検定6級  ⇒ 1名

  • ビジネス会計基礎  ⇒ 1名

  • ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 ⇒ 1名

  • 簿記3級 ⇒ 1名

これらの資格は、就職先で役立つスキルの証明書としての価値が高いものばかりです。


資格取得のメリット:幅広い仕事への道

資格を取得することで、以下のようなメリットが生まれます:

  1. 仕事選びの幅が広がる
    事務・会計・IT系はもちろん、専門職や一般企業へのチャレンジまで、自分の新しい可能性を発見できます。

  2. 達成感が得られる
    「やり遂げた」「自分でもできた」という実感が、次へのステップにつながります。自己肯定感の向上、就職活動への意欲の継続、ひいては職場定着にも大きな影響を及ぼします。


ソース堺東・三国ヶ丘における資格取得サポートの取り組み

充実の学習環境

事業所において、MOS(Microsoft Office Specialist)試験対策講座を実施。Word・Excel・PowerPointの操作はもちろん、「就職してから困らないスキル」を身につけることができます。さらにタイピング訓練アプリやビジネス会計や簿記など、幅広い資格についてのテキストが揃っています。

資格受験の料金補助

資格取得のため、受験料金の補助制度があり、経済的な負担を気にせずに資格取得にチャレンジすることができます。「金銭的理由で資格受験をあきらめることがない」のは大きな安心です。


利用者さんの声と成長

実際にソース堺東・三国ヶ丘には「資格取得が自信になり、就職に踏み出せた」という方が多くいます。
FPや簿記検定に合格した方は、「資格が履歴書に書けることで、応募企業の選択肢が広がった」と実感されています。


まとめ:新しい一歩を踏み出す場所

資格取得は「自分の可能性を広げる武器」です。
就労移行支援事業所 ソース堺東・三国ヶ丘では、利用者さんの資格取得をサポートすることで仕事選びの幅を広げ、かつ成長と達成感を感じて頂いております。

  • MOS Word、Excel、PowerPoint、タイピング、会計、簿記、FPなど幅広い資格に対応

  • 初心者から資格取得まで充実のプログラム・教材

  • 受験料補助制度で経済的な負担を軽減

  • 明るく広い事業所、通いやすい立地

「資格を取りたい」「自信をつけたい」「仕事の選択肢を広げたい」「就職に一歩踏み出したい」と思った方は、ぜひ一度見学・体験に足を運んでみてください。
未来への新しいスタートが、ここから始まります。

【監修】

就労支援員 佐古順子

職場適応援助者(訪問型ジョブコーチ)、メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種、P検3級、ビジネス実務マナー検定3級、秘書検定2級、簿記2級

 

2024年度 就職者 32名!!

大阪府堺市にある就労移行支援事業所 ソース堺東 とソース三国ヶ丘は

メンタルクリニックに通っている方や

障がいをお持ちの方の< 働きたい!> という気持ちを全力でサポートします。

随時見学・体験を受け付けておりますので

ぜひお気軽にお問合せください♪

お一人でも、ご家族や支援者の方のみでも大歓迎です。

ソース堺東

TEL 072-225-1010

ソース三国ケ丘

TEL 072-242-8083

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就労移行支援利用中の生活費やお金がないときはどうしたらいい?

 

ソース堺東のスタッフ 森田です。
私は堺東で「SST(ソーシャルスキルトレーニング)」の講座を担当しています。
今回はSSTの講座についてのご紹介と、外部講師による講座のご案内をしたいと思います。

SSTとは?

SST(ソーシャルスキルトレーニング)は、日本語で「社会生活技能訓練」と呼ばれ、社会生活を送るうえで必要なコミュニケーションや対人関係のスキルを身につけるためのトレーニングです。
職場や日常でよくある場面を想定し、ロールプレイやグループワーク形式で実践的に学びます。テキストを読むだけでなく、実際に演じてみることで「自分の気持ちをどう伝えるか」「相手の立場をどう考えるか」を体験的に身につけていくプログラムになっています。

SSTの効果

SSTの講座を受けた利用者の方からは
「自分では思いつかなかった伝え方を他の参加者から学べた」
「練習を重ねることで、実際の場面でも落ち着いて対応できるようになった」
という感想ををいただいています。
また、SSTを通じて「自分はどんなコミュニケーションが得意・苦手か」を知ることができ、今後の就職先選びや自己理解にもつながっています。

外部講師による講座

先日、株式会社 UNTOLD から 川岡様にお越しいただき、「メモの取り方」について、お話いただきました。
SSTにおいて、メモを取ることは非常に重要なスキルの1つです。
特に発達障害や精神障害などの特性がある場合、「聞いたことをすぐに忘れてしまう」「情報が頭の中で整理しきれない」といった困りごとが起こりやすいため、メモを活用することが仕事のミスを防ぎ、自信を持って働くための大きな助けになります。

企業様からの目線で講座をしていただき、メモ取りに苦手意識がある方も「これから練習したい」と感想をいただきました。

6月も川岡様にお越しいただき、就職準備のためのプログラムを実施予定です!
「応募書類の書き方」「面接対策」についてですので、楽しみにお待ち下さい。

【この記事を書いた人】

就労支援員 : 森田敬子

一般企業での就労経験を生かして、利用者様のサポートをさせて頂いています。
以前、庭師として京都で働いていた経験もあり、お寺や神社が好きで時々ふらっと出かけます。

造園技能士2級、Microsoft Office Specialist Excel、メンタルヘルスマネージメントⅡ種
ピアカウンセラー、ジョブコーチ(訪問型職場適応援助者) など

2024年度 就職者 32名!!

ソース堺東 とソース三国ヶ丘は

メンタルクリニックに通っている方や

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随時見学・体験を受け付けておりますので

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就労移行支援利用中の生活費やお金がないときはどうしたらいい?

 

知的障害の方が長期的に無理なく仕事を続けられる環境とはどのようなものでしょうか。また、どのような福祉サービスからサポートを受けるとよいのでしょうか。自分の障害の特性を知ることで、希望の仕事を見つけ、長く働くことができます。知的障害の方を対象とする就労サポートはたくさんあるため、比較検討して自分に合うものを選択することが重要です。
そこで今回は、知的障害者の方の抱えやすい悩みについて解説したのち、利用できる就労サポートを6つ紹介します。ぜひ参考にしてください。

目次

知的障害の方が就職、転職で抱えやすい悩み

業務内容のミスマッチがあった

集団のルールが分からなかった

業務のやり方が覚えられなかった

スケジュール管理ができなかった

報告・連絡・相談ができなかった

知的障害の方が就職し、安定的に働くためには適切なサポートが重要

知的障害の方が使える就労サポート6

就労移行支援事業所

ハローワーク

地域障害者職業センター

障害者就業・生活支援センター

就労継続支援A型事業所

就労継続支援B型事業所

知的障害の方のお仕事探し参考

軽作業

事務

清掃

調理補助

まとめ

 

知的障害の方が就職、転職で抱えやすい悩み

健常者、障害者問わず新しい職場に順応するには時間が必要です。就職や転職をした直後、新しい職場でさまざまな悩みを抱えてしまうこともあるでしょう。ほとんどの悩みは仕事を覚えるにつれ解消されていきますが、悩みが原因で早期離職につながってしまうこともあります。ここでは、仕事を始めたばかりの方が抱えやすい悩みとして特に多く聞かれるものを5つ紹介します。

業務内容のミスマッチがあった

就職するさいに自分の担当する業務についての認識が不足していた場合、環境に適応できない可能性があります。想像していた仕事内容からかけ離れた業務を担当することになってストレスを感じたり、そもそも業務内容を理解できなかったりといったトラブルが発生します。
業務内容にミスマッチがないように、入社前に企業見学や実習を重ねるべきです。仮に採用をもらったとしても、改めて業務内容をきちんと確認し、入社するかどうかを判断しましょう。

集団のルールが分からなかった

会社に就職したのち、会社組織の集団のルールがわからずストレスを抱えてしまうケースがあります。会社では一般的な集団のルールだけでなく、会社独自に定められた就業規則にも従う必要があり、それらを覚え、ルールを守って業務を行うには慣れが必要です。
仕事を始めたばかりのころは、上司や担当者にルールの確認をしたり、職場で研修などが実施されていれば積極的に参加しましょう。就労定着支援事業を利用している場合はスタッフに相談することも有効です。

業務のやり方が覚えられなかった

知的障害をもっている方は、特性上、業務の進め方をなかなか覚えられない場合があります。もちろんどんな人でも初めから完璧に業務をこなせるわけではありませんので、徐々に仕事を覚えていけば問題ないのですが、他の人と自分を比較して焦ってしまい、過度なストレスを抱えてしまうこともあります。

なかなか業務内容が覚えられない場合は、メモを取ったり写真を撮ったりすることが有効です。メモを取る行為は、一生懸命仕事をしているアピールにもつながり、周囲からの協力を得やすくなります。また、自分のペースで仕事を着実に覚えていくという心づもりで、自分と他の人を比較しない、ということも大切です。

スケジュール管理ができなかった

知的障害がある方は、スケジュール管理が不得手で計画的に行動できない場合があります。スケジュール管理が難しいと、遅刻を繰り返したり、締め切りを守れず周囲に迷惑をかけ、会社の利益を損なってしまう、といったミスにもつながります。
スケジュール管理が苦手な方は、対策としてスケジュール表をつけるとよいでしょう。

また、勤務終了時に翌日の予定を確認するなど、事前の準備をしっかりするようにしましょう。

報告・連絡・相談ができなかった

報告や連絡、相談ができずに上司などから注意され、自信を失ってしまうケースがあります。報告、連絡、相談は仕事を行ううえでは非常に重要であり、あらゆる職場で意識しなければなりません。会社では多くの人が連携して働いているので、せっかく業務を終えているのに、報告がなかったせいで他の人の業務が進まなかった、といったトラブルも考えられます。
報告や連絡、相談を忘れてしまう方は、自助努力はもちろんのこと、あらかじめ会社にその旨を伝えておき、定期的に仕事の進捗を確認してもらう必要があります。

 

知的障害の方が就職し、安定的に働くためには適切なサポートが重要

知的障害の方が長期的に就労していくためには、適切なサポートが必要です。もちろん自分自身の頑張りも重要ですが、定期的に相談できる相手をみつけて、悩みを相談したり問題点を解決できる環境をまずは構築しなければなりません。
会社の中に相談できる相手がいることは必須ですが、同じ会社の人には相談しづらい悩みごとが発生することも多々ありますので、会社の外部からもサポートを受けられるように、福祉サービスを利用することをおすすめします。
知的障害者の方が利用できる就労支援のサービスはたくさんあります。ご自身のニーズにあうサービスはどのようなものか、比較検討しましょう。

 

知的障害の方が使える就労サポート6選

知的障害を持っている方が利用することのできる就労支援サービスは多岐に及んでいます。それらをうまく活用することで、不安や悩みを抱えることなく働けるでしょう。今回は代表的なサービスを6つ紹介します。

就労移行支援事業所

就労移行支援事業所とは、障害のある方や難病をもっている方に対して、就職活動全般をサポートする施設です。就労移行支援事業所ではビジネスマナーや面接スキルほか、パソコンスキルなど就職するためのさまざまなスキルを身につけることができます。
利用できる期間は原則2年で、18歳以上65歳未満の方が対象です。費用は前年の所得により異なりますが、生活保護や低所得者の方は無料で通所できます。利用料金には上限が定められているため、仮に所得があった場合でも高額になるわけではありません。

就労移行支援事業所利用して仕事に就いた場合、6か月間の職場定着サポートを受けられます。また、就労定着支援事業という別の福祉サービスを併せて行っている事業所も多く、その場合はさらに2年、職場定着サポートを継続して利用できます。業務のスキルアップや苦手克服といったことのほか、職場の人間関係などの悩みなども相談に乗ってもらえます。人間関係の悪化は離職の大きな原因ですので、コミュニケーションに不安を抱えている方はぜひ就労移行支援事業所のサポートを受けましょう。

ハローワーク

ハローワークは障害をもっていない方も利用する施設ですが、障害について専門的な知識を有した職員・相談員に就職に関する相談を行うことができます。そもそも、求人を探すさいにハローワークを利用することはほぼ必須です。ハローワークには障害者向けの求人も多数登録されています。
また、ハローワークでは新たなスキルを身につけるための職業訓練を実施しています。基礎的なパソコンスキルに加えプログラミングやCADのほか、介護職の研修やネイリストになるための講座などもあり、学べる内容は多岐に及んでいます。興味のあるものがあれば受講を検討しましょう。

地域障害者職業センター

地域障害者職業センターは、障害を持っている方の就職、職場適応、復職などを支援している施設です。各都道府県に設置されています。職業評価、職業準備支援、ジョブコーチ、リワークなどが主なサポート内容です。また、障害のある人を雇用する企業向けに、雇用管理に関する課題を分析したり、適切な支援計画を策定するといったことも行っています。

障害者就業・生活支援センター

障害者就業・生活支援センターとは、障害を持っている方が生活と仕事を両立できるようサポートを行う施設です。就労面と生活面、両方の観点から一体的なサポートを行います。
就労の支援として、職業スキルの確認や職業準備訓練、就労移行事業所など、関係機関の紹介や連絡調整を行ってくれます。また、就職後も長期的に働けるように、障害者就業・生活支援センターでも就労定着支援を受けられます。

生活面での支援としては、生活習慣の見直し、健康管理、金銭管理等、日常生活の自己管理に関するアドバイス、住居、年金など生活設計に関するアドバイスを受けられます。
無料で利用できるので、利用にあたって金銭面の心配をしなくてよいのもメリットです。

就労継続支援A型事業所

就労継続支援A型とは、一般企業での就労が困難な方に対して就労の機会を提供するサービスです。障害者手帳を持っているかどうかは関係なく、18歳~65歳までの方で医師の診断書などがあると利用できます。就労経験がある方も、初めて仕事をする方も共に利用しています。
就労継続支援A型での仕事としては、パンやお菓子などの製造、パソコンなどのデータ入力、清掃、配達業務、ホールスタッフなどが一般的ですが、なかには動画の編集やプログラミングなど、専門的なスキルを活かせるような業務もあります。雇用契約を結んで仕事を行うため、就労継続支援A型では最低賃金以上の給与が支給されます。令和3年の厚生労働省のデータによると、就労継続支援A型で働いている方の月額平均給与額は8万1,645円でした。就労継続支援A型を利用するさいは、将来的に一般企業での就職へステップアップすることが望ましいです。スキルや経験を積むことで、一般就労に移るための自信をつけていきましょう。

就労継続支援B型事業所

就労継続支援B型事業所は、上記で解説した就労継続支援A型事業所と似た福祉サービスです。両者の違いは、雇用契約を結ぶかどうか、ということです。就労継続支援A型で働く場合は事業所と雇用契約を結ぶため、最低賃金が保証されます。しかし、就労継続支援B型は事業所と雇用契約を結ばないため、給与は発生せず、工賃を受け取るという扱いになります。
雇用契約を結ばないため、就労継続支援B型はA型に比して収入が少ない傾向にあります。反面、仕事の自由度は高く、週に一度や一日数時間などの利用も可能であり、ご自身の体調やメンタルの状態を考えながら働けるというメリットがあります。
仕事内容は、就労継続支援A型と比べると簡易的な作業が多く、農業や清掃、部品の組み立てなどが挙げられます。比較的軽作業などの仕事が多く、体に負担をかけずに働くことができます。障害年金や親族の金銭的なサポートが受けられ、就労の経験を積みたいという方は就労継続支援B型を利用を検討してみてください。

 

知的障害の方のお仕事探し参考

知的障害の方が従事している業務として多くみられるのが「軽作業」「事務」「清掃」「調理補助」などです。仕事選びの参考として、主としてどういったことを行うのか、それぞれに解説します。

軽作業

軽作業は決められた作業を繰り返す業務が多く、突発的な変化が少なく取り組みやすい仕事です。日々の経験を活かすことができ、業務に慣れてしまえば働きやすいと感じるはずです。
軽作業の代表例としては、製造業での部品の組み立てやピッキング、梱包や封筒などへの封入作業、食品製造業での食材のカットや盛り付けなどがあります。特別なスキルや経験が必要とされず、重いものを持ち上げるといった力仕事も少ない場合が多く、仕事に就くのが初めてでも無理なく取り組むことができます。

事務

パソコンを扱える方は、事務職も視野に入れるとよいでしょう。事務職の一般的な業務内容は、パソコンを用いてのデータ入力や勤怠管理、書類作成などです。事務職に就くためには、パソコンの操作が必要です。タイピングスキルや資格を必要とするケースがありますので、タイピング検定やWord、Excelといったofficeソフトなどの資格を持っていると、就職活動を行ううえで大きなアピールポイントとなります。

清掃

清掃の仕事は毎日同じルーティンが組まれていることが多く、業務位内容の変化が少ない職種といえます。成果が目に見えることに楽しみを感じ、やりがいを見つけられる仕事でもあります。

調理補助

飲食業や食品加工を手掛けている会社での業務です。野菜や果物などの食品を洗ったり、包丁を用いてカットしたりといったことのほか、簡単な調理を任されることもあります。

料理をするのが好きな方にとって、長所を生かせる仕事です。

 

まとめ

今回は、知的障害の方が利用できる福祉サービスについて解説しました。知的障害を持っていたとしても、それぞれのサポートをうまく活用することで、希望の職種を見つけやすくなります。また、就労後のサポートも併せて利用することで、安心して長期的に働けるでしょう。どういったサービスを利用するのがよいか迷っているかたは、就労移行支援事業所ソース堺東・三国ヶ丘にお気軽のお問い合わせください。

 

【監修】佐古順子

就労移行支援事業所ソース堺東 所長

職場適応援助者(訪問型ジョブコーチ)

ビジネス実務マナー3級

メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種

 

2024年度 就職者 32名!!

ソース堺東 とソース三国ヶ丘は

メンタルクリニックに通っている方や

障がいをお持ちの方の< 働きたい!> という気持ちを全力でサポートします。

随時見学・体験を受け付けておりますので

ぜひお気軽にお問合せください♪

お一人でも、ご家族や支援者の方のみでも大歓迎です。

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仕事中に分からないことをそのままにしたり、後回しにしたりすると、業務に支障が出てしまいます。分からないことをすぐ質問し確認することで正確に仕事を進めることができます。就労移行支援事業所ソース堺東・三国ヶ丘では、質問するためのスキルを高めることを目的としたプログラムを実施しました。

内容

質問をすることの重要性

質問をしないことのデメリット

有用だと分かっていても質問することをためらってしまうことも

質問をすることをためらってしまう心理

ためらわずに質問を行うには

効果的な質問の仕方

練習問題とロールプレイ

就労移行支援事業所で質問の仕方を練習しましょう

まとめ

 

質問をすることの重要性

業務には様々な情報が飛び交いますが、その全てを正確に把握することは容易ではありません。疑問に思ったことをそのままにしておくと、誤解が生じ、結果的に大きなミスに繋がる可能性があります。質問をすることで、正確な情報を共有できます。その場で疑問を解消し、スムーズな業務遂行が可能になります。

 

また、上司や同僚からの指示や説明をただ受け入れるのではなく、疑問点を積極的に質問することで、業務内容をより深く理解することができます。このことは、単に業務をこなすだけでなく、今後より良いアイデアを生み出すことにも繋がります。

 

さらに、質問を行うことは、問題解決能力の向上にも貢献します。仕事を進めるなかで問題に直面したさいには、問題の原因を特定し、解決策を見つけることが求められます。そのためには起こっている問題に関して、情報を集め、様々な角度から考察する必要があります。周囲の人に質問を行い、情報を集めることで「何が問題なのか」「どこがうまくいっていないのか」が明確になり、解決策を模索するための第一歩を踏み出すことができます。

 

そして、質問をするという行為はコミュニケーション能力の向上にも繋がります。質問をすることで、単に情報を求めるだけでなく、積極的に仕事に向き合おうとしている、という姿勢が相手に伝わります。このことで職場内でのコミュニケーションが円滑になります。質問を通して信頼関係を築き、より良いチームワークを育むことができます。

質問をしないことのデメリット

質問をしないで仕事を行うことには、さまざまなデメリットがあります。

質問を行わないことで、指示内容や業務内容の理解が不十分なままに仕事を進めてしまう危険が高い、ということが考えられます。業務内容を完全に理解しているつもりでも、実は誤解している部分があるかもしれません。そのまま作業を進めてしまうと、やり直しが発生したり、最終的に納期に間に合わなかったりといった事態につながることもあります。

 

次に、新しい知識やスキルを身につける機会を逃してしまう可能性があります。

質問をすることで、スキルアップのための機会を得られます。上司や先輩に質問を行うと、合理的で無駄のない仕事の進め方や、ミスを防止するための策を教えてくれるはずです。質問を行わず、自分のやり方に固執していると、ミスをする危険性の高い仕事の進め方をしていたり、無駄な作業をしていたとしても、そのことに気づくのが遅れてしまいます。

有用だと分かっていても質問することをためらってしまうことも

上に見たように、業務を進めるうえで質問をすることにはさまざまなメリットがあり、反対に質問をせずに業務を行うことは多くの危険を伴います。しかし、実際の仕事の現場では、質問がなされずに問題が発生してしまうことが多々あります。ついつい質問をすることを忘れていた、といった単純なミスのほかに、有用なことが分かっていても質問をしなかった、あるいは質問をすることをためらってしまった、というケースが存在するのです。どうしてこういったことが起こるのでしょうか。

 

質問をすることをためらってしまう心理

質問をすることをためらってしまう原因は複数考えられます。ひとつには、「他の人に迷惑をかけてしまうのではないか」という不安があります。 上司は多忙で、自分の質問に時間を割く余裕がないと感じたり、同僚に何度も質問をすることで迷惑をかけているように思えたりするかもしれません。

また、「自分が無能に見えてしまうのではないか」という恐れも考えられます。 簡単なことが分からずに質問するのを恥ずかしいと感じたり、周りの人から「そんなことも分からないのか」と評価されるのではないかと心配になることもあるでしょう。

そして、「質問の仕方が分からない」ということも要因の一つかもしれません。 どのように質問すれば相手に分かりやすく伝わるのか、失礼のない言い方をするにはどうすれば良いのかなど、質問の仕方自体に不安を感じている人もいるでしょう。

これらの要因が重なり合い、「質問をする」というシンプルな行為に対して、心理的なハードルを感じてしまうのです。

 

ためらわずに質問を行うには

質問は業務を遂行するうえで必要なものですので、他の人の迷惑になるものではありません。質問することを悪いことと捉えてしまう心の傾向を見直すことが肝心です。

また、仕事を覚えたてのころは分からないことがあって当然です。自分が無知であることを勇気をもって表明できる人は評価される傾向があることも忘れずにおきましょう。

さらに、質問の仕方が分からない場合は就労移行支援事業所でのプログラムやビジネススキルに関する書籍、動画などを見て学習を行うとよいでしょう。

効果的な質問の仕方

ここでは、質問を行うにあたっての準備や、基本的な質問の作法をご紹介します。

 

①分かっていること、分からないことをはっきりさせる

②分からない点、やってみた事をメモに書いておく

③相手の顔を見て「今よろしいですか」とクッション言葉を使って相手の都合を聞く

(この時に「質問がある」ということを伝えられると相手の準備ができる)

④分かっていることがあれば、「〇〇までは分かるのですが」と伝える。

⑤教えてもらった内容は必要に応じてメモを取る

⑥説明して貰ったことを、確認のため復唱する

⑦「ありがとうございました」とお礼を伝える。

 

質問を行う前に準備を整えておくことで自分が質問したいことを明確に相手に理解してもらうことが可能です。また、質問の仕方一つで、相手に与える印象や、得られる回答が大きく変わってきますので、参考にしてください。

 

練習問題とロールプレイ

ソースで実施しているSST(ソーシャルスキルトレーニング)プログラムでは、質問の仕方を練習するため、下記のような状況を設定し、ロールプレイを行いました。

 

「あなたは郵便の仕分けの作業をしています。各支店に送付する郵便を仕分けし、それから切手を貼り、ポストに投函するまでがあなたの仕事です。支店は北海道支店、東京支店、南九州支店の3つです。

このうち、南九州支店宛の郵便1つに、「料金は先方負担で」というメモが貼ってありました。こういった場合についての対応は指示を受けていません。この場合、あなたはどうしますか?」

 

座学で質問の仕方を学習しても、いざ本番となるとうまく質問することができない…という悩みを抱えている方もいるかと思います。こういった場合、ロールプレイに参加することが有効です。より本番に近い形で質問することを練習することができます。今回のプログラムでも、参加者それぞれに考えた形でロールプレイを行い、意見交換をすることでスキルを高めることができました。

 

就労移行支援事業所で質問の仕方を練習しましょう

就労移行支援事業所では、就職活動のサポートだけでなく、就職後、職場で求められるビジネススキルを学習することができます。分からないことはその場でスタッフに質問することができ、また、他の参加者の意見を聞くこともできるので、ひとりで訓練を行うよりも短期間でスキルを高めることが可能です。

就労移行支援事業所のなかで活動すること自体が会社で働くことのシミュレーションとなっていますので、自然な形で会社のなかで良好なコミュニケーションを築くためのトレーニングを行うことができます。

まとめ

「上司や同僚に質問をする」ことは、あらゆる仕事で求められる基本的なスキルです。しっかりとしたスキルが身についているとスムーズに仕事を進めることができます。質問の仕方や作法について不安がある、ないし自分のやっている方法が合っているのかどうか気になる、という方は就労移行支援事業所のプログラムに参加してみて下さい。ソースで実施しているプログラムは、利用していない方でも見学、体験が可能ですので、いちどお問い合わせ下さい。

 

もし気になるプログラムがあれば、ぜひ参加してみてください。ソースを利用していない方でも見学できますので、お気軽にご連絡くださいね!

 

2024年度 就職者 32名!!

ソース堺東 とソース三国ヶ丘は

メンタルクリニックに通っている方や

障がいをお持ちの方の< 働きたい!> という気持ちを全力でサポートします。

随時見学・体験を受け付けておりますので

ぜひお気軽にお問合せください♪

お一人でも、ご家族や支援者の方のみでも大歓迎です。

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就労移行支援利用中の生活費やお金がないときはどうしたらいい?

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