お知らせ

「第2回・卒業生の話を聞こう」を開催しました!

2020.2.29

暖かい冬の中にもそろそろ春の気配が感じられる今日この頃。

皆様いかがお過ごしでしょうか。

ソース堺東の佐古です。

 

2月20日13:00から、

ソース堺東にて「卒業生の話を聞こう」というイベントが開催されました。

 

第2回となった今回、来て頂いたのは、

ソースのブログを書いていただいたこともあった『べ』さん。

2019年の10月から公的機関の事務補助として

勤務されています。

 

お話し上手な『べ』さんなので、どのお話もとても聞きごたえがあったのですが、

簡単にまとめさせていただきました。

 

1、職場で担当している業務内容

郵便物の仕分け。1枚でも無くさないよう丁寧に取り扱っている。

2、人間関係で気をつけていること

ソースで実習に行った際に

「人の話を聞きましょう。自分から話すのではなく、聞く。」

ということを教わった。黙っていると疎外感があるのでは?と不安があったが、

アドバイスの通りにしていると仲間に入れてもらえた。

聞くという姿勢を持っていると、仕事をしてポカをしても、

注意ではなくアドバイスをもらったと受け取れる。

「勉強になります、ありがとうございます」など、感謝の言葉を大切にしている。

3、ソースの取り組みで役にたったこと

「家から出る」ということに慣れるのが大事。

引きこもりで外に出ることに恐怖があり

家の外で動けず電車に遅れることもあったが

「まずは来られることが大事なので焦らずに来てください」と

ソースのスタッフがいつも電話で励ましてくれた。

また、ソースにいる人たちが優しく、壁を作るメンバーがいなかった。

週4日通所できるようになったら、資格を取りたいと思うようになった。

勉強をがんばって資格も取れ、

資格試験料補助(※)のために通所数も週5日になったので、

継続しようと他の資格学習もがんばった。

今では週5日の通所がキーポイントになっている。

私の職場は週5日のシフト。

その時間外に出て動けることが大事だとソースの取り組みで学んだ。

また、みなさんも実習に参加し3-4日間の短期間で社会の現状確認をしたらよいと思う。

仕事内容は自分のやりたいことではないかもしれないけど

職場の環境や雰囲気をのぞきに行くのが目的で、どんな作業かはおまけ。

やってみた方がチャンスがある。

ソースはチャレンジが出来る環境を用意してくれているので、参加した方が良い。

就職活動の際に難しかったことは、書類審査をなかなか通らなかったこと。

どんどん応募して落ちて、受かったら自分を見つけてくれた職場で

大切に仕事をするとよいと思う。

4、『べ』さんの想い

今は仕事がとても楽しい。今まで仕事を出来なかった自分を

「悪い・何もできない」と思っていた。辛くて仕方なかった。

それが今ソースを通して仕事につくことができて

お日様の下で働けることがすごく楽しい。

役割をもらえて評価してもらえる。

新しい事を知ることで勉強にもなり、

「ありがとうございます」と言えるのもうれしい。

新しいことを覚えられて、感謝があり、良い循環がある。

 

(※)資格試験料補助・・・資格試験の際に、条件を満たせば上限6000円まで資格試験料を補助します。


 

その後の質疑応答の時間もとって、

色々な質問にも丁寧に答えてくださっていた『べ』さん。

定着支援の面談の中でも

本当にまわりへの感謝の言葉をいつも口にしておられます。

卒業後も元気な顔を見せていただいて

良いお話しもしていただき

私たちも心から『べ』さんに感謝です!

 

ソースでいっしょの時間を過ごした利用者さんが

卒業後もソースに来て色々なお話をしてくださいます。

職場で困難にぶつかっておられる方もおられます。

ソースにおられる時だけではなく

卒業されてからも、

少しでも皆さんの心の支えになれたら、

スタッフとしては何よりの喜びです(^^)

 

また第3回の「卒業生に話を聞こう」イベントを開催したいと思っています。

次はどんな方がお話ししてくださるか

とても楽しみです♪

 

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