仕事を続けていくための「自己理解」の重要性

障害を持っている方が社会に出て仕事を続けていくためには、スキルや知識だけでなく、「自己理解」が欠かせません。ここでは、自己理解の大切さと、その力を育む場としての就労移行支援事業所の役割について、詳しく解説します。

 

「自己理解」とは

自己理解とは、自分の障害特性や得意・不得意、体調の波、ストレスのサイン、そしてそれに対する対処法を客観的に把握することです。

自己理解ができていないと、自分に合わない仕事や環境を選んでしまったり、職場で無理を重ねて体調を崩したりして、退職に繋がるリスクが高まります。

自分の特性や強み・弱みを把握し、それを職場や周囲に伝えられることで、適切な配慮やサポートを受けやすくなり、安定した就労が実現しやすくなります。

企業には障害者雇用で働く社員に対する合理的配慮が義務付けられています。

しかし、障害を持つ当事者自身が自分のことを理解していない状態においては、企業もどのように配慮を行えばよいのか把握できません。

自分で自分のことをケアするためだけでなく、他の人からの支援を受けるためにも自己理解が必要なのです。

 

自己理解がもたらすメリット

  • 自分に合った職場や仕事が選べる
    自己理解を深めることで、自分の障害特性を活かせる仕事や、苦手をカバーできる職場環境を見極めやすくなります。

  • 職場から適切な配慮を受けやすくなる
    自分の特性や必要な配慮を具体的に説明できることで、職場の理解と協力が得やすくなります。

  • 自己管理力が高まる
    体調や気分の変化に早く気づき、適切な対処や相談ができるようになります。

自己理解を深めるための具体的なステップ

  1. 自分の障害特性や症状を知る
    医師や支援者と相談しながら、障害の特性や症状を正しく理解します。

  2. 困りごとや悩みを整理する
    日常や職場で困ったことをリスト化し、自分でできることと、周囲の助けが必要なことに分けます。

  3. 強みと弱みを明確にする
    得意なこと・苦手なことを書き出し、どんな環境で力を発揮できるかを考えます。

  4. 必要な配慮や支援をまとめる
    例えば「口頭指示が苦手なので、指示はメモやチャットで伝えてほしい」など、具体的な配慮事項を整理します。

就労移行支援事業所での「自己理解」の深め方

就労移行支援事業所では、自己理解を深めるためのさまざまなプログラムや支援が用意されています。

  • 自己分析ワークや面談
    支援員との定期的な面談やグループワークを通じて、自分の経験や障害特性を振り返り、強みや課題を整理します。

  • 職場体験・実習
    実際の職場で働く体験を積むことで、自分に合う仕事や環境を具体的に知ることができます。

  • 体調・生活リズムの管理訓練
    毎日決まった時間に通所することで生活リズムを整え、体調管理のコツを身につけます。

  • 自己表現や伝達の練習
    自分の障害や必要な配慮を、職場や面接官にどう伝えるかをロールプレイや模擬面接で練習します。

就労移行支援事業所は、障害を持つ方が「自分らしく働く」ための土台を築く場所です。

単なるスキルアップや就職活動の場ではなく、「自己理解」という人生の武器を身につけられる場でもあります。

 

まとめ

障害を持つ方が就職し、仕事を続けていくためには、「自己理解」が何よりも大切です。自分の特性を知り、強みを活かし、弱みをカバーする方法を身につけることで、働くことへの不安が和らぎ、長く安定して活躍できるようになります。

就労移行支援事業所は、自己理解を深めるための最適な環境とサポートを提供しています。自分らしい働き方を実現するために、ぜひ就労移行支援事業所の利用を検討してみてください。

 

【監修】

就労支援員 佐古順子

職場適応援助者(訪問型ジョブコーチ)、メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種、P検3級、ビジネス実務マナー検定3級、秘書検定2級、簿記2級

 

2024年度 就職者 32名!!

ソース堺東 とソース三国ヶ丘は

メンタルクリニックに通っている方や

障がいをお持ちの方の< 働きたい!> という気持ちを全力でサポートします。

随時見学・体験を受け付けておりますので

ぜひお気軽にお問合せください♪

お一人でも、ご家族や支援者の方のみでも大歓迎です。

ソース堺東

TEL 072-225-1010

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就労移行支援利用中の生活費やお金がないときはどうしたらいい?

 

 「障害を持っていて、福祉のサポートを受けたいけど、どういった施設があるのかが分からない」「自分に合った福祉サービスがどういったものか分からない」といったお悩みを持っている方は、今秋より開始される「就労選択支援」を利用するのがおすすめです。

ソース堺東・三国ヶ丘でも就労選択支援サービスを実施する予定で、今回はそれがどういったサービスであるのか、詳しく解説いたします。

 

就労選択支援とは

就労選択支援は、障害のある方が自分の希望や能力、適性に合った働き方や就労先を選べるように支援する新しい障害福祉サービスです。2022年の障害者総合支援法改正で創設され、2025年10月から本格的に施行される予定です。

 

制度導入の経緯・背景

障害のある方が就労を行うためのサポートを提供する福祉サービスには、就労移行支援や就労継続支援A型・B型、就労定着支援などがあります。従来は、本人がどのサービスを使うかを申請時に決める必要がありました。しかし、自己理解や情報が不十分なまま選択するとミスマッチが起きやすく、せっかく就労支援サービスを利用しても定着できない、能力を活かせないなどの問題がありました。また、ひとつの支援サービスや事業所だけに留まることで、就労先の選択肢や本人の可能性が狭まることも課題でした。こうした課題を解決するため、障害をもった当事者と支援者が一緒にアセスメントを行い、より客観的かつ多角的な視点で進路を選べる仕組みとして、就労選択支援が導入されます。

 

対象者と利用の流れ

対象者

障害を持っていて、新たに就労系障害福祉サービスの利用を希望する方、またはすでに利用している方が対象です。

・就労継続支援B型:2025年10月以降は、就労継続支援B型の利用を希望される方は原則として就労選択支援事業の利用が必要

・就労継続支援A型:2027年4月以降は、就労継続支援A型の利用を希望する方も原則として就労選択支援事業の利用が必要

・就労移行支援:就労移行支援事業を利用されている方については、標準利用期間である2年間を超えて延長の申請をする際には、就労選択支援事業の利用が必要

 

利用の流れ

1. 市町村の相談支援センターで申請
障害のある当事者やその家族が、自治体の相談支援センターで就労選択支援の利用申請を行います。ここで、本人の心身の状況や就労希望などについて聞き取りがあり、サービス利用の可否が決まります。

2. 支援員とともにアセスメントを実施
就労選択支援事業所の支援員が、実際の作業体験や面談を通して、本人の能力・特性・希望を多角的に評価します。必要に応じて短期間の生産活動や職場実習も取り入れ、実践的に適性を把握します。

3. アセスメントシートを作成
上記のアセスメントの結果を「アセスメントシート」としてまとめ、本人の強みや課題、希望する働き方などを整理します。本人や家族にも分かりやすく情報提供し、自己理解を促します。

4. 多機関連携で進路選択をサポート
市町村、ハローワーク、医療機関、学校など関係機関とケース会議を開き、アセスメント結果や本人の希望を共有します。多方面の専門家が関わることで、中立的かつ幅広い選択肢から進路を決めやすくなります。

5. 一般就労やサービス利用に向けた出口支援を実施
最終的な進路が決まった後は、就職活動やサービス利用の手続き、職場定着支援など「出口支援」を行います。就労後も必要に応じて再度相談でき、状況の変化に柔軟に対応できます。

 

実施主体と中立性の担保

実施主体

地域において障害者の就労支援実績がある事業者が就労選択支援サービスを担います。具体的には就労移行支援や就労継続支援事業所、障害者就業・生活支援センターなどが該当します。

中立性の確保

利用者を自法人のサービスに誘導しない仕組みや、情報提供の偏りを防ぐためのケース会議、多機関連携が義務付けられています。

 

期待される効果

  • 本人の自己理解が深まり、より適切な進路選択が可能

  • 就労後も希望や状況の変化に応じて柔軟な支援が受けられる

  • ミスマッチの減少や就労定着率の向上が期待されます

 

まとめ

就労選択支援は、障害のある方が自分に合った働き方や進路を見つけやすくするための新しい仕組みです。本人と支援者が協力し、アセスメントや計画作成、多機関連携を通じて、より良い就労の実現を目指します。制度の導入により、障害のある方の社会参加や自立の可能性が広がることが期待されています。

一般社団法人ソースでも、10月より就労選択支援のサービスを開始する予定です。なにか不明な点、質問などございましたらお気軽にご連絡くだされば幸いです。

【監修】

就労支援員 佐古順子

職場適応援助者(訪問型ジョブコーチ)、メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種、P検3級、ビジネス実務マナー検定3級、秘書検定2級、簿記2級

 

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就労移行支援利用中の生活費やお金がないときはどうしたらいい?

 

ソース堺東のスタッフ 森田です。
私は堺東で「SST(ソーシャルスキルトレーニング)」の講座を担当しています。
今回はSSTの講座についてのご紹介と、外部講師による講座のご案内をしたいと思います。

SSTとは?

SST(ソーシャルスキルトレーニング)は、日本語で「社会生活技能訓練」と呼ばれ、社会生活を送るうえで必要なコミュニケーションや対人関係のスキルを身につけるためのトレーニングです。
職場や日常でよくある場面を想定し、ロールプレイやグループワーク形式で実践的に学びます。テキストを読むだけでなく、実際に演じてみることで「自分の気持ちをどう伝えるか」「相手の立場をどう考えるか」を体験的に身につけていくプログラムになっています。

SSTの効果

SSTの講座を受けた利用者の方からは
「自分では思いつかなかった伝え方を他の参加者から学べた」
「練習を重ねることで、実際の場面でも落ち着いて対応できるようになった」
という感想ををいただいています。
また、SSTを通じて「自分はどんなコミュニケーションが得意・苦手か」を知ることができ、今後の就職先選びや自己理解にもつながっています。

外部講師による講座

先日、株式会社 UNTOLD から 川岡様にお越しいただき、「メモの取り方」について、お話いただきました。
SSTにおいて、メモを取ることは非常に重要なスキルの1つです。
特に発達障害や精神障害などの特性がある場合、「聞いたことをすぐに忘れてしまう」「情報が頭の中で整理しきれない」といった困りごとが起こりやすいため、メモを活用することが仕事のミスを防ぎ、自信を持って働くための大きな助けになります。

企業様からの目線で講座をしていただき、メモ取りに苦手意識がある方も「これから練習したい」と感想をいただきました。

6月も川岡様にお越しいただき、就職準備のためのプログラムを実施予定です!
「応募書類の書き方」「面接対策」についてですので、楽しみにお待ち下さい。

【この記事を書いた人】

就労支援員 : 森田敬子

一般企業での就労経験を生かして、利用者様のサポートをさせて頂いています。
以前、庭師として京都で働いていた経験もあり、お寺や神社が好きで時々ふらっと出かけます。

造園技能士2級、Microsoft Office Specialist Excel、メンタルヘルスマネージメントⅡ種
ピアカウンセラー、ジョブコーチ(訪問型職場適応援助者) など

2024年度 就職者 32名!!

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就労移行支援利用中の生活費やお金がないときはどうしたらいい?

 

失敗や不安を乗り越えて、新たな一歩を踏み出すために

就職活動を進めるうえで、誰しも「うまくいかなかった経験」や「初めてのことへの不安」に直面し、行動をためらってしまう瞬間があります。過去の失敗が心に残り、「また同じことを繰り返すのでは」と一歩を踏み出せずにいる、または「やったことがないことを始める勇気が出ない」と、行動を起こす前に諦めてしまっているといったケースも多いのではないでしょうか。就職や復職、社会復帰という大きなチャレンジの前では、不安や自信のなさが大きくのしかかります。

そんな時、あなたの背中をそっと押し、安心して挑戦できる環境を提供してくれるのが就労移行支援事業所です。ここでは、就労移行支援事業所がどのようにあなたの新しい一歩をサポートしてくれるのかをご紹介します。

 

なぜ「一歩」が踏み出せないのか――失敗体験と挑戦への不安

「以前、仕事でうまくいかなかった」「人間関係で悩んだ」「新しい環境になじめなかった」――こうした経験は、誰にでもあるものです。しかし、失敗の記憶は時に「また同じことが起きるのでは」という不安となり、行動をためらわせます。

また、未経験の分野や初めての職種に挑戦する時は、「自分にできるだろうか」「周りに迷惑をかけないだろうか」といった不安が膨らみがちです。特に障害や病気を抱えている方にとっては、体調や特性への配慮も必要なため、不安はさらに大きくなります。

 

就労移行支援事業所とは?

就労移行支援事業所は、障害や難病のある方の「働きたい」という気持ちを実現するために、就職に必要な知識やスキルの習得、履歴書作成や面接といった就職活動のサポート、そして就職後の職場定着までを一貫して支援する福祉サービスです。

 

専門スタッフによる個別支援

就労移行支援事業所には、障害を持っている人の就労サポートを専門とするスタッフが在籍しています。一人ひとりの希望や課題、適性を把握し、最適な支援計画を立てたのち、その計画に沿って支援を行います。

 

段階的なステップで「できる」を増やす

就労移行支援事業所では、いきなり就職を目指すのではなく、次のような段階を踏んで「できること」を増やしていきます。

  • 働くための準備:生活リズムの安定、ストレス対処法、体調管理

  • スキル習得:ビジネスマナーやWord、Excelなどのパソコンスキルの習得

  • 職場見学・実習:実際の企業での体験を通じて、自分に合う仕事や働き方を見つける

  • 就職活動支援:求人検索に関するアドバイス、履歴書の添削、面接練習、面接同行など

  • 職場定着支援:就職後の定期的な面談

 

「不安」を一緒に乗り越える伴走者がいる

「自分だけで悩まない」――これが就労移行支援事業所を利用することの大きなメリットです。新しい環境への挑戦で生じる不安や悩みは、すぐにスタッフに相談できます。専門知識を持つスタッフが、あなたの気持ちや体調に寄り添いながら、一緒に解決策を考えてくれます。就労移行支援事業所は、単なる「訓練の場」ではありません。失敗や不安を抱えたあなたが、「もう一度挑戦したい」「新しい自分を見つけたい」と思った時、その気持ちに寄り添い、安心して一歩を踏み出せるように全力でサポートしてくれる場所です。

 

まとめ――「安心して挑戦できる」未来へ

過去の失敗や未知への不安は、誰にでもあるものです。でも、それを乗り越えるための「伴走者」がいれば、きっと新しい一歩が踏み出せます。就労移行支援事業所は、あなたの「挑戦したい」という気持ちを全力で応援し、安心して社会に参加できるようサポートします。

「自分らしく働きたい」「もう一度、社会に出たい」――その想いを、私たちと一緒に実現してみませんか?

まずはお気軽にご連絡ください。あなたの新しい一歩を、スタッフ一同心より応援しています。

※ソースで就職活動中の利用者さんがマンガを描いてくれました!

【監修】

就労支援員 佐古順子

職場適応援助者(訪問型ジョブコーチ)、メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種、P検3級、ビジネス実務マナー検定3級、秘書検定2級、簿記2級

 

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就労移行支援利用中の生活費やお金がないときはどうしたらいい?

 

履歴書や職務経歴書を書くモチベーションが上がらないあなたへ

履歴書や職務経歴書を書くことは、就職活動の中でも特に負担に感じやすい作業です。障害者就労を目指す方にとっても、「自分の強みがわからない」「書き方が難しい」「そもそもやる気が出ない」といった悩みがつきものです。ここでは、履歴書や職務経歴書作成のモチベーションを高める方法と、就労移行支援事業所がどのようにそのサポートを行っているかを詳しく解説します。


モチベーションが上がらない理由

履歴書や職務経歴書を書くモチベーションが上がらない理由はさまざまです。

  • 何から書けばいいかわからない

  • 自分の経歴や強みをうまく表現できない

  • 書いたところで採用につながるのか不安

  • 書類作成自体が面倒、苦手意識が強い

  • 障害特性による集中力や体力の課題

これらの悩みは、障害者就労を目指す多くの方が共通して抱えるものです。


モチベーションを上げる具体的な方法

1. 目標を明確に・具体的に設定する
モチベーションを上げる最大のコツは「明確で具体的な目標設定」です。たとえば「就職したい」ではなく、「半年以内に事務職で週30時間働く」など、具体的なゴールを設定しましょう。目標が明確になることで、行動の理由がはっきりし、やる気が高まります。

2. 小さな成功体験を積み重ねる
履歴書の一部だけでも完成させる、職務経歴書の見出しだけでも書いてみるなど、小さな達成を意識しましょう。小さな成功を積み重ねることで「自分にもできる」という自信が生まれ、モチベーションが持続しやすくなります。

3. まずは「5分だけやってみる」
「やる気が出たらやろう」ではなく、「5分だけ書いてみよう」と始めてみるのも効果的です。最初の一歩を踏み出すことで、徐々に気持ちが乗ってきます。

4. 周囲のサポートを活用する
家族や友人、支援者に「今日はここまで書く」と宣言したり、書いた内容を見てもらったりすることも効果的です。人に見せるというタスクが生まれ、それに向けて作業を進めていくことができるようになります。また、他者からの励ましやアドバイスにより孤独感や不安が軽減され、やる気の維持につながります。

5. 環境を整える・リフレッシュする
集中できる環境を作ることも大切です。疲れやストレスが溜まっているときは、無理せず趣味や休憩でリフレッシュしましょう。気分転換が新たなやる気を生むこともあります。

6. 他者の事例やセミナーで刺激を受ける
同じような経験をした人の話を聞いたり、就職サポートのセミナーや自己啓発本を活用したりすることで、新たな視点や刺激を得られます。


障害者就労におけるモチベーションの課題

障害者就労の現場では、特に「自己肯定感の低下」や「目標の見失い」「マンネリ化」によるモチベーション低下が課題となることが多々あります。また、障害特性からくる体調や気分の波もモチベーションに影響します。


就労移行支援事業所で行っているサポート

就労移行支援事業所では、障害を持った人の履歴書・職務経歴書作成について、概ね次のようなサポートを行っています。事業所に通うことで適度な義務感や他の人と接する機会による刺激が生まれ、モチベーションを維持しやすくなります。

1. 目標設定のサポート
一人ひとりの希望や特性に合わせて、無理のない具体的な目標を一緒に設定します。目標が曖昧になりがちなときは、スタッフが「なぜ働きたいのか」「どんな職場が合いそうか」などを対話しながら整理し、明確なゴールを導き出します。

2. 書類の書き方についてレクチャー
履歴書や職務経歴書の書き方を丁寧にレクチャーします。わからない部分は一緒に考えることで、安心して取り組めます。

3. 書類作成の進捗確認
目標設定に準じた書類の作成の進捗を一緒に確認し、決められた期日に完成させることができるようサポートします。作業が滞っている場合、話し合って原因を特定し、改善策を考えます。

4. フィードバック
書いた内容に対してスタッフが具体的なフィードバックを行い、「ここが良い」「この表現はさらに良くなる」といったアドバイスを伝えます。


障害者就労・就職サポートの現場から

就労移行支援事業所では、障害者の方が自分らしく働くための就職サポートを総合的に行っています。履歴書や職務経歴書の作成は、その第一歩です。モチベーションが上がらない時こそ、ひとりで悩まず、支援者の力を借りてみてください。

仕事を見つけるために必要な段取りをひとつずつ踏まえていけば、仕事は必ず見つかります。あなたの「働きたい」という気持ちを、就労移行支援事業所は全力で応援しています。


まとめ

  • 目標を明確にし、小さな成功体験を積み重ねるなど、モチベーションを上げるための方法を知り、活用しましょう。

障害者就労を考えている方は、ぜひ一度、就労移行支援事業所に相談してみてください。あなたの一歩を、私たちが一緒に支えます。

【監修】

就労支援員 佐古順子

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就労移行支援利用中の生活費やお金がないときはどうしたらいい?

 

累計150名以上の方の就職をサポートしてきました

大阪府堺市にある就労移行支援事業所ソース堺東・三国ヶ丘は、2018年の開所以来、累計で150名以上の方の就職を実現してきました。2024年度には両事業所合計で32名の方が新たに就職し、6ヶ月後の職場定着率は97%という高い成果をあげております。

豊富な就職実績――公的機関から一般企業、特例子会社まで

ソース堺東・三国ヶ丘では、公的機関や一般企業、医療・福祉分野、特例子会社まで、事務系を中心とし、多様な業界・業種への就職を実現しています。

主な就職先

<公的機関>

  • 阿倍野区役所

  • 泉大津市役所

  • 大阪公立大学

  • 大阪府立堺東高等学校

  • 郵便局

  • 住吉税務署

  • 堺市チャレンジ雇用

  • 大阪府チャレンジ雇用

<一般企業>

  • 日清紡ホールディングス株式会社

  • オムロン株式会社

  • クボタワークス株式会社

  • トナミ運輸

  • 住友電設株式会社

  • 大阪警察病院

  • 岸和田徳洲会病院

  • 日本生命病院

  • 株式会社万代

  • 株式会社トリドールホールディングス

  • KDDIエボルバ

  • 株式会社ダイエー

  • ファミリー薬局

  • 株式会社ピアス

  • リゾートトラスト株式会社

  • トライトキャリア(UNTOLD)

  • 株式会社日新

  • サンシャイン株式会社

  • トラスコ中山株式会社

  • 株式会社エスケーエレクトロニクス

  • 邦和病院

  • 株式会社コンシェルジュ

<特例子会社>

  • 株式会社スミセイハーモニー

  • 東京海上ビジネスサポート株式会社

  • パーソルダイバーズ株式会社

  • PeachAviation株式会社
    他多数

あなたの就職をワンストップでサポート

「仕事をしてみたいけど、何からはじめればよいのか分からない」と思っている方は、ぜひ、大阪府堺市の就労移行支援事業所 ソース堺東・三国ヶ丘にご連絡ください。ソース堺東・三国ヶ丘では、障害を持っている方の「はたらきたい!」を実現するため、生活習慣の改善からビジネススキルの学習、資格取得、求人検索、面接練習、履歴書添削、面接同行まで、就職に必要なすべてをワンストップでサポートしています。以下、ソース堺東・三国ヶ丘で提供している就労サポートの大まかな流れをご説明いたします。


生活習慣の改善から始まる「自分らしい就労」への第一歩

就労移行支援のスタートは、安定した生活リズムの確立です。ソース堺東・三国ヶ丘では、利用者様一人ひとりの現状の状況を丁寧にヒアリングし、無理なく通所できるペースや生活習慣のアドバイスを行っています。
「朝起きるのが苦手」「生活が不規則で体調を崩しやすい」――そんな悩みも、経験豊富なスタッフが一緒に解決策を考え、日々の生活リズムを整えるところからサポートします。安定した生活習慣は、就労に向けた学びや活動の土台となります。


自分のペースで成長できる――利用者さん一人ひとりに最適な学習プログラムの提示

ソース堺東・三国ヶ丘の特長は、広々とした開放的な空間とアットホームな雰囲気です。対人関係に不安を感じやすい方もリラックスして通所でき、安心して学べる環境が整っています。

学習プログラムは完全個別対応で、それぞれの利用者さんの希望職種やスキルに応じて最適のプログラムをご提案しております。

  • WordやExcelなどのOfficeソフト操作

  • ビジネスマナーやコミュニケーション

  • 気分の切り替え方やストレス対処法

など、就労に直結した内容を自分のペースで身につけられます。他の事業所でトレーニングについていけなかった方も、適切なペースで学び直すことができます。

また、就労に直接結びつかずとも、教養としてデザインの学習を行ったり、ファイナンシャルプランナーの資格を目指す方や高等学校卒業程度認定試験の学習を行い、見事合格された方もおり、多種多様なニーズにお応えできる環境が整っております。


受験料補助制度で金銭的負担なく資格を取得

就職に有利な資格を、無料で取得できることも、ソース堺東・三国ヶ丘を利用するうえでの大きなメリットです。

  • 「MicrosoftOffice specialist」などのパソコンに関する資格

  • 「ビジネス実務マナー」などのビジネス系の資格

  • 「簿記」「色彩検定」など各種検定試験

などの試験を受けるさいに発生する受験料を事業所が補助します。経済的な不安なく、必要な資格を取得できますので、利用中にたくさんの資格にチャレンジしていただけます。実際に多くの利用者が資格を取得し、希望する職種への就職を実現しています。


求人検索から面接対策・履歴書作成・面接同行まで幅広くサポート

就職活動の全プロセスを、経験豊富なスタッフが一貫してサポートします。

  • 仕事選びや求人検索

希望や適性を丁寧にヒアリングし、職種選びや求人検索を一緒に行います。ハローワークとの連携もスムーズで、堺東事業所はハローワーク堺から徒歩3分という好立地。求人情報の収集や応募手続きも、スタッフが細やかにフォローします。

  • 履歴書・職務経歴書の作成

「どんな自己PRを書けばいいの?」「職歴が少ないけど大丈夫?」――そんな不安も、スタッフと一緒に書類を作成することで解消。利用者さんの強みや経験を最大限に引き出し、魅力的な応募書類を完成させます。

  • 面接対策・模擬面接

面接が苦手な方も安心。模擬面接を繰り返し行い、受け答えの練習やマナー指導を学んでいただきます。希望があれば、実際の面接にもスタッフが同行し、安心して本番に臨めるようサポートします。


就職後も安心の「定着支援」

就職はゴールではなく、新たなスタートです。ソース堺東・三国ヶ丘では、就職後も定期的な面談や職場訪問を行い、職場での悩みや課題を一緒に解決。長く安定して働き続けられるよう、きめ細やかな定着支援を提供しています。


まとめ――「あなたのすばらしさ」を再発見し、希望の就職へ

生活習慣のアドバイスからビジネススキルの学習、資格取得、求職活動、面接対策、履歴書作成、面接同行、そして就職後の定着支援まで、すべてをワンストップで提供できるのが、私たちの強みです。

「就職したいけど、何から始めたらいいかわからない」「自分に自信が持てない」「長く働き続けたい」――そんな方は、ぜひ一度ソース堺東・三国ヶ丘にご相談ください。あなたの「はたらきたい!」を、私たちが全力で応援します

【監修】

就労支援員 佐古順子

職場適応援助者(訪問型ジョブコーチ)、メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種、P検3級、ビジネス実務マナー検定3級、秘書検定2級、簿記2級

 

2024年度 就職者 32名!!

ソース堺東 とソース三国ヶ丘は

メンタルクリニックに通っている方や

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随時見学・体験を受け付けておりますので

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就労移行支援利用中の生活費やお金がないときはどうしたらいい?

 

新年度の環境変化と五月病

新年度が始まり、新しい学校や職場、住環境など、生活の大きな変化を経験している方も多い時期です。ゴールデンウィーク明け頃から「なんとなくやる気が出ない」「体がだるい」「気分が落ち込む」といった不調を感じていませんか?これがいわゆる「五月病」と呼ばれる状態です。本コラムでは、五月病の基本知識とセルフケア、医療機関への相談の目安について詳しくご紹介します。


 

五月病の主な症状と原因

五月病は正式な病名ではありませんが、進学や就職、異動などの急激な環境変化に心身が追いつかず、一時的なストレス症状が現れることを指します。多くの場合は一過性ですが、放置すると本格的なうつ病や適応障害に進行することもあるため、早めの対策が大切です。

 

精神的な症状

  • やる気が出ない

  • 気分が落ち込む

  • イライラする

  • 集中できない

  • 記憶力や判断力の低下

 

身体的な症状

  • 体がだるい、疲れが取れない

  • 食欲がわかない

  • 下痢や便秘

  • 頭痛、肩こり

  • めまい、耳鳴り

  • 眠れない、朝起きられない、日中眠い

これらの症状は、環境の変化によるストレスや生活リズムの乱れ、目標喪失感などが重なって現れやすくなります。

 


症状が軽い場合のセルフケア

五月病の多くは一時的なもので、セルフケアで改善が期待できます。以下の方法を日常生活に取り入れてみましょう。

 

1. 生活リズムを整える

  • 毎日同じ時間に起きて、太陽の光を浴びることで体内時計をリセットしましょう。

  • 夜更かしを避け、十分な睡眠を確保することが心身の回復につながります。

2. 好きなことを楽しむ

  • 趣味や好きなことに没頭する時間を意識的に作り、「楽しい」「癒される」体験を積み重ねましょう。

  • 頑張りすぎず、自分を褒めて甘やかすことも大切です。

3. 適度な運動を取り入れる

  • ウォーキングや軽いジョギング、ヨガなど、体を動かすことでストレスホルモンが減少し、気分転換になります。

4. アロマやリラクゼーションを活用

  • ラベンダーなどのアロマを寝る前や朝に取り入れると、オン・オフの切り替えやリラックスに役立ちます。

5. 自分のペースで行動する

  • 新しい環境に慣れるには時間がかかるもの。焦らず、無理のない範囲で少しずつ適応していきましょう。

就労移行支援事業所・ソース堺東・三国ヶ丘でも、春から利用を開始した方に向け、体やメンタルの不調が出ていないか面談したり、ストレス解消のためのストレッチプログラムを設けています。6月からは、柔道整復師の資格を持っているスタッフによる「からだ快調サポート講座」もスタート予定です。


 

症状が重い場合の医療機関への相談

セルフケアを試しても改善しない、あるいは以下のような症状が2週間以上続く場合は、うつ病や適応障害の可能性も考えられます。早めに医療機関への相談を検討してください。

  • 気分の落ち込みや不安が強い

  • 夜眠れない、急に涙が出る

  • 日常生活に支障をきたしている

  • 食欲がない、趣味が楽しめない

精神科や心療内科では、本人と相談しながら職場について休職や異動、配置転換の提案や、必要に応じて薬物療法も行われます。うつ病は早期発見・早期治療が重要です。

 


まとめ

新年度の環境変化は、誰にとっても大きなストレスとなりえます。五月病の症状が現れたときは、まずはセルフケアで心身を労わることから始めましょう。もしも症状が長引く、あるいは日常生活に支障をきたす場合は、早めに医療機関や専門機関に相談してください。

あなたの新しい環境でのスタートが、健やかで実り多いものとなることを心より応援しています。

【監修】

就労支援員 佐古順子

職場適応援助者(訪問型ジョブコーチ)、メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種、P検3級、ビジネス実務マナー検定3級、秘書検定2級、簿記2級

 

2024年度 就職者 32名!!

ソース堺東 とソース三国ヶ丘は

メンタルクリニックに通っている方や

障がいをお持ちの方の< 働きたい!> という気持ちを全力でサポートします。

随時見学・体験を受け付けておりますので

ぜひお気軽にお問合せください♪

お一人でも、ご家族や支援者の方のみでも大歓迎です。

ソース堺東

TEL 072-225-1010

ソース三国ケ丘

TEL 072-242-8083

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就労移行支援利用中の生活費やお金がないときはどうしたらいい?

 

はじめに

「働きたいけれど、実際の職場で自分がやっていけるか不安」「自分に合った仕事や職場が分からない」「ブランクが長くて就職活動に自信が持てない」――就労を目指す方の多くが、このような悩みや不安を抱えています。そんな時、「企業実習」や「職場見学」が、就職への大きな一歩となるかもしれません。

就労移行支援事業所が実習先を紹介し、スタッフが実習に同行したり、振り返りまで一貫してサポートしたりする体制は、利用者さんにとって大きな安心材料となっています。今回は企業実習や職場見学の概要、メリット、体験談、具体的な活用法などについて分かりやすく解説します。

 

1. 企業実習・職場見学とは?

1-1. 企業実習の概要

企業実習とは、求職者が企業で一定期間、職場体験を行うプログラムのことを指します。実習期間は数日から数週間にわたり、実際の業務を体験しながら、職場の雰囲気や仕事の流れを肌で感じることができます。実習内容は、事務作業、軽作業、接客、IT関連業務など多岐にわたり、利用者の希望や適性に合わせて選定されます。

 

1-2. 職場見学の概要

職場見学とは、実習よりも短時間で実務を行うことなく職場の雰囲気や業務内容を見学することを指します。実際に働く前に、職場の環境やスタッフの様子、仕事の流れを確認できるため、「自分に合いそうかどうか」を判断する材料になります。見学だけで終わる場合もあれば、興味があればそのまま実習に進むこともあります。

 

2. 企業実習・職場見学のメリット

2-1. 自分に合った仕事・職場を発見できる

実習で実際の業務を体験したり、職場を見学することで、「自分の適性に合致した業務内容なのか」「職場環境がフィットするか」を具体的に知ることができます。求人票やホームページの情報だけでは分からない、現場ならではの雰囲気や業務内容を体験できるのが大きな魅力です。

 

2-2. 就職後のミスマッチを防げる

せっかく会社に入ったのに、「思っていた仕事と違った」「職場の雰囲気が合わなかった」という理由で早期退職してしまうケースは少なくありません。実習や見学を通じて、事前に自分に合う職場を見極めることで、就職後のミスマッチや早期離職を防ぐことができます。

 

2-3. 実践的なスキル・社会性が身につく

実習では、上司や同僚とのコミュニケーション、業務の進め方、ビジネスマナーなど、実践的なスキルや社会性を身につけることができます。特に、長いブランクがある方や初めて働く方にとっては、実際の職場での経験が自信につながります。実習を行った企業に必ずエントリーしなくてはいけないというルールはなく、雇用前提でない実習を受け入れている企業も多いので、スキルアップのために実習を活用することが可能です。

 

2-4. 生活リズムや就労習慣の確立

決まった時間に出勤し、業務をこなすことで、就労に必要な生活リズムや習慣を身につけることができます。これにより、就職後も安定して働き続ける力が養われます。

 

2-5. 自信がつき、就職活動が有利に

実習経験は履歴書や面接で具体的にアピールできるため、就職活動の強みになります。また、「実際に働くことができた」という成功体験が自信となり、就職活動への意欲も高まります。

 

3. 就労移行支援事業所が実習先を紹介できるメリット

3-1. 多様な企業から実習先を選択できる

ひとりで就職活動をしていると、実習を受け入れてくれる企業を探すのも大変です。その点、就労移行支援事業所は、さまざまな業界・職種の企業と交流があり、利用者さんの希望や適性、障害特性に応じて、さまざまな実習先をコーディネートできます。事務職、軽作業、販売、IT関連など、幅広い選択肢から実習先を選ぶことができます。

 

3-2. 個別サポートが充実

実習前の準備や企業担当者との事前打ち合わせ、実習中の同行やフォロー、実習後の振り返りまで、スタッフが一貫してサポートします。困ったことや不安があれば、すぐに相談できる環境が整っています。

 

3-3. 配慮事項の事前伝達

利用者さんの障害特性や必要な配慮事項を、就労移行支援事業所が事前に企業側に伝えることで、安心して実習に臨めます。例えば、「静かな環境が必要」「休憩時間に配慮してほしい」など、個々のニーズに合わせた調整が可能です。

 

3-4. 実習後のフィードバック・今後の訓練に活かせる

実習終了後には、スタッフと一緒に振り返りを行い、得意な点や課題を整理します。これにより、今後の訓練内容や就職活動に活かすことができます。

 

4. 企業実習の体験談

4-1. 長いブランクからの再出発(Aさん・30代女性)

Aさんは、精神的な不調で長期間働けず、「自分にできる仕事があるのか不安」と感じていました。事業所の紹介でデータ入力業務の実習に参加。スタッフが事前に企業と打ち合わせを行い、実習中もフォロー。実習後はスタッフと振り返り、得意な点や課題を整理。自信を持って就職活動に臨み、一般企業の事務職に採用されました。

 

4-2. 自分に合う職場環境を発見(Bさん・20代男性)

Bさんは、人間関係に不安がありました。複数の職場で実習を経験し、静かな環境や少人数の職場が自分に合っていることに気づきました。スタッフが企業に配慮事項を伝えてくれたことで、安心して実習に参加できました。

 

4-3. 職場見学から実習、そして就職へ(Cさん・40代男性)

Cさんは、体力や集中力に不安がありました。まずは職場見学で業務内容や職場の雰囲気を確認し、興味を持った職場で実習に挑戦。スタッフと相談しながら無理のない範囲で実習を重ね、最終的に実習を行った企業に就職が決まりました。「段階を踏んでチャレンジできたことが大きな自信になった」と話しています。

 

5. 企業実習の流れ

5-1. 目標を明確にする

「どんな仕事がしたいか」「どんな職場が合うか」など、実習の目的をスタッフと一緒に整理しましょう。目標が明確になることで、実習の成果を最大限に活かすことができます。

 

5-2. 興味や適性に即した実習先を選ぶ

事業所の提案する実習先企業から、興味や適性に合ったものを選定します。必要に応じて職場見学も行い、雰囲気を見てから実習に進む、という対応も可能な場合があります。

 

5-3. 実習前の準備

会社までの交通経路や業務内容や職場のルール、不安な点をスタッフと確認します。就労移行支援事業所を介して、配慮事項を事前に企業に連絡します。

 

5-4. 実習中のサポート

実習中はスタッフが職場へ同行したり、定期的にフォローを行ったりします。困ったことや不安があれば、すぐに相談できる環境が整っています。

 

5-5. 実習後の振り返り

実習で得た気づきや課題をスタッフと一緒に整理し、今後の訓練や就職活動に活かします。必要に応じて、次の実習や訓練内容の見直しも行います。場合によっては実習を行った企業へエントリーします。

6. よくある質問

Q. 実習に参加するのが不安です。
A. スタッフが企業担当者と事前打ち合わせを行い、実習先に同行します。不安なことは何でもご相談ください。

Q. 実習でうまくいかなかったら?
A. 実習後にスタッフと振り返りを行い、課題を今後の訓練や次の実習に活かします。失敗も大切な経験です。

Q. 実習先はどのように決まりますか?
A. 利用者の希望や適性をもとに、事業所が候補の企業から最適な実習先を紹介します。

Q. 実習期間はどれくらいですか?
A. 実習期間は数日から数週間まで、企業が設定した期間に準じます。利用者の希望や体調に合わせて調整可能な場合もあります。

Q. 実習で得た経験はどのように活かせますか?
A. 実習経験は履歴書や面接で具体的にアピールでき、就職活動の強みになります。また、実習で得た課題や気づきを今後の訓練や仕事選びに活かすことができます。

 

7. まとめ

企業実習・職場見学は、就職への大きな一歩です。就労移行支援事業所が実習先を紹介し、スタッフが一貫してサポートすることで、不安を抱える方も安心して実習に臨めます。実際の仕事現場を体験することで、自分に合った職場や働き方を見つけ、就職後のミスマッチを防ぐことができます。

「働くことが不安だけど、まずは試してみたい…」そんな方は、ぜひお気軽にご相談ください。あなたに合った職場を一緒に見つけるお手伝いをします。企業実習や職場見学を積極的に活用し、あなたらしい働き方を実現しましょう。

【監修】

就労支援員 佐古順子

職場適応援助者(訪問型ジョブコーチ)、メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種、P検3級、ビジネス実務マナー検定3級、秘書検定2級、簿記2級

 

2024年度 就職者 32名!!

ソース堺東 とソース三国ヶ丘は

メンタルクリニックに通っている方や

障がいをお持ちの方の< 働きたい!> という気持ちを全力でサポートします。

随時見学・体験を受け付けておりますので

ぜひお気軽にお問合せください♪

お一人でも、ご家族や支援者の方のみでも大歓迎です。

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就労移行支援利用中の生活費やお金がないときはどうしたらいい?

 

障害者手帳のメリットを徹底解説

障害者手帳は、障害を持っている方が社会でより快適に生活し、さまざまな活動に参加できるようにするための公的な証明書です。ここでは、手帳を持つことで得られる主なメリットについて、具体的な事例や利用方法も交えて詳しく解説します。

1. 公共交通機関の割引

障害者手帳を提示することで、JRや私鉄、地下鉄、バス、新幹線などの運賃が割引になる場合があります。たとえば、JRの場合、第1種障害者とその介護者は普通乗車券や定期券などが50%割引で購入できます。第2種障害者は、片道100kmを超える区間を一人で利用する場合のみ割引対象になるなど、障害の等級や利用状況によって割引内容が異なります。

また、全国の主な市営地下鉄やモノレール、フェリーなどでも同様の割引制度が導入されています。精神障害者保健福祉手帳を持つ方も、自治体によっては無料乗車券の対象となる場合があります。

 

2. 公共施設・娯楽施設の割引

美術館、博物館、水族館、映画館、テーマパーク、体育館、プールなどの公共施設では、障害者手帳を提示することで入場料や利用料が割引、または無料になることが多いです。付添者も同様に割引を受けられる場合がほとんどで、家族や友人と一緒に外出しやすくなります。施設によっては駐車料金の割引や、優先入場、スタッフのサポートなど独自のサービスもあります。割引内容や対象者、利用条件は施設ごとに異なるため、事前に公式サイトや電話で確認することが大切です。

 

3. 公共料金の割引

障害者手帳を持つことで、水道料金やNHK受信料などの公共料金が割引・免除されることがあります。たとえば、NHK受信料は重度の障害者手帳を持つ場合、半額になる制度があります。水道料金も自治体によっては減免される場合があります。

 

4. 税金の控除・減免

障害者手帳所持者は、所得税や住民税の障害者控除を受けることができます。控除額は障害の程度によって異なり、手帳を取得した翌年度から適用されます。確定申告や年末調整の際に申告することで、税金の負担が軽減されます。

 

5. 医療費の助成

障害者手帳を持つことで、医療費の自己負担が軽減される助成制度(自立支援医療など)を利用できる場合があります。これにより、通院や入院、薬代などの負担が減り、継続的な治療やリハビリが受けやすくなります。

 

6. 就労支援・雇用枠の活用

企業には障害者雇用促進法に基づく雇用義務があり、一定数の従業員を持つ企業は障害者雇用枠を設けています。また、障害者雇用枠での採用に際しては、雇用者の障害の内容に対する合理的な配慮を行うことが定められています。手帳を取得することで障害に配慮した職場環境で働くチャンスが広がります。

 

7. その他の支援・割引

自治体や民間企業による独自のサービスも多く、たとえば預貯金の利子非課税、ガソリン代助成、クリーニングやネットスーパーの割引などがあります。また、優先窓口の利用、介助犬の同伴など、生活のさまざまな場面でサポートが受けられます。

 

まとめ

障害者手帳は、障害のある方とその家族の生活を支える大切なツールです。経済的な負担の軽減だけでなく、社会参加の機会を広げ、より豊かな生活を送るためのさまざまな支援が受けられます。手帳の種類や等級、自治体によって利用できるサービスは異なるため、最新の情報をこまめに確認し、積極的に活用することをおすすめします。

【監修】

就労支援員 佐古順子

職場適応援助者(訪問型ジョブコーチ)、メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種、P検3級、ビジネス実務マナー検定3級、秘書検定2級、簿記2級

 

2024年度 就職者 32名!!

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就労移行支援利用中の生活費やお金がないときはどうしたらいい?

 

生活リズム・健康管理と就労準備の重要性

「生活リズムの安定化」と「健康管理」は就職を目指す場合に欠かせない要素です。どれほど高い専門スキルや知識を持っていても、体調を崩しやすかったり、生活が不規則で朝起きられなかったりすると、安定して働き続けることは困難です。特に障害や精神的な不調を抱える方にとって、生活リズムの乱れは就労の大きな障壁となることが少なくありません。

 

生活リズムが就労に与える影響

生活リズムとは、毎日の起床・就寝時間、食事のタイミング、活動と休息のバランスなど、日常生活の時間的なパターンを指します。会社で仕事をするには、決まった時間に起き、身支度を整え、職場に向かうことが求められます。もし昼夜逆転や不規則な生活が続いていると、出勤が安定しなかったり、体調不良で欠勤や早退が増えたりする原因になります。

また、生活リズムの乱れは心身の健康にも直結します。睡眠不足や食生活の乱れは、集中力や意欲の低下、ストレス耐性の低下を招き、結果的に就労の継続が難しくなります。逆に、生活リズムが整うことで、体調が安定し、気持ちにも余裕が生まれ、仕事への意欲や集中力も高まります。

 

健康管理の重要性

健康管理とは、体調を維持し、病気や不調を予防するための取り組み全般を指します。規則正しい生活、適度な運動、バランスの良い食事、服薬管理、ストレスコントロールなどが含まれます。障害や持病がある方は、無理のない範囲で自分の体調を把握し、必要な対策を講じることが大切です。

健康管理ができていると、就労後も安定して働き続けることができます。逆に、体調を崩しやすいと、せっかく就職しても長続きしないというケースが多く見られます。

 

就労移行支援事業所のサポート

就労移行支援事業所では、生活リズムや健康管理を整えるためのさまざまなサポートが行われています。

  • 通所の習慣化
    毎日決まった時間に事業所へ通うこと自体が、生活リズムを整える第一歩となります。最初は週1~2日など、短時間からスタートし、徐々に通所日数や時間を増やしながら、無理なく生活リズムを改善していきます。

  • 生活記録・面談
    睡眠時間や食事、服薬状況などを記録し、支援員と一緒に振り返ることで、自分の体調や生活の傾向を把握しやすくなります。必要に応じて、生活改善のアドバイスや面談も実施されます。就労移行支援事業所 ソース堺東・三国ヶ丘では「キモチプラス」という体調管理アプリを導入しています。

  • 健康管理プログラム
    ソースでは健康管理の観点から適度な運動やストレッチをプログラムを実施しております。これらは体力の向上やストレス発散の効果もあります。

実際に就労移行支援事業所を利用した方の多くが、「生活リズムが整ったことで体調が安定し、気持ちにも余裕ができた」「毎日決まった時間に起きて通所することで自信がついた」といった変化を実感しています。こうした基盤ができたうえで、ビジネスマナーやパソコンスキル、コミュニケーション能力といった就労に必要なスキルの習得に取り組むことが可能になります。

 

まとめ

就労を目指すうえで、生活リズムと健康管理は「働き続ける力」を支える土台です。就労移行支援事業所では、生活リズムの安定や健康管理の習慣化を重視し、一人ひとりの状況に合わせたサポートを提供しています。安定した生活リズムと健康な体があってこそ、就職活動や職場での活躍が実現できるのです。まずは毎日決まった時間に起きて通所することから、一歩ずつ就労準備を進めてみませんか。

【監修】

就労支援員 佐古順子

職場適応援助者(訪問型ジョブコーチ)、メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種、P検3級、ビジネス実務マナー検定3級、秘書検定2級、簿記2級

 

2024年度 就職者 32名!!

ソース堺東 とソース三国ヶ丘は

メンタルクリニックに通っている方や

障がいをお持ちの方の< 働きたい!> という気持ちを全力でサポートします。

随時見学・体験を受け付けておりますので

ぜひお気軽にお問合せください♪

お一人でも、ご家族や支援者の方のみでも大歓迎です。

ソース堺東

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